2018年12月9日日曜日

BRZのエンジン警告灯が点灯!自分で直せるか!?

2018/10/14 BRZのエンジン警告灯が点灯!自分で直せるか!?


我がBRZも走行9万キロを越えついにエンジン警告灯とスリップ表示灯が同時に点灯した(゚д゚)!しかも自宅から遠く離れた淡路島の高速道路を走行中に(^-^;)とりあえず最寄りの緑パーキングエリアに停車。

走行中に感じた症状と気づいた現象。


・たまに定速走行中にガクガクとブレーキがかかるようなひっかかりを感じる。
(ひっかかるときO2センサーはほぼ0Vを示す。つまりアクセル開度一定でも激しく変動する)
・たまに排気口からパンッと破裂音のようなものが聞こえる。
・定速走行時にタタタタという小さな音がする。加速中や減速中はしない。
(音と連動して上図のように吸入空気というかエアフロが激しく変動する)
・排気ガスが臭い。
・燃費が従来の10km/Lから8km/L程度まで低下している。
・エンジンオイルが1割くらい増えている。



TOUCH BRAINで故障コード (DTC:Diagnostic Trouble Code)を確認するとエラーコードはP0172とP1170とP117Bのようだった。
調べてみると、
P0172 System Too Rich (Bank 1) いわゆるリッチ異常
P1170 Port Injector Fuel Performance Does not come on DTC
P117B Direct Injector Fuel Performance Does not come on DTC
とのこと。
とりあえずすぐにエンジンが壊れるようなエラーではないようなので一安心。スリップ表示灯も同時に表示することもあるみたい。



エンジンを再始動してもエンジン警告灯は消えないのでこのままでは気持ち悪い。TOUCH BRAINの操作でエラーコードを消去すると警告灯は消えた。つけてて良かったー。
また警告灯が点いたら考えよう。



その後その日は250kmほど点灯することはなかったが、翌日にはまた点灯!しかも何度も点灯(^-^;)
コードはP0172とP1170ばかりでP117Bを見かけることはなかった。こりゃ旅行から帰ったら対策しないとなあ。

【2018/10/16】
で帰宅後。
対策① エアフロセンサー清掃



呉羽化学工業のエアフロクリーンを使用してエアフロセンサーを清掃することにした。
バッテリーのマイナス端子を外し、エアフロセンサーのコネクターを抜く。ドライバーでネジ本を外してエアフロセンサーを抜いた。



センサーは矢印の2箇所なのでここに15cm離れたところからスプレーを吹きかけた。
これもアルコールスプレーなんだけどパーツクリーナーよりは弱い成分らしい。
ビシャビシャになるがアルコールなのですぐ乾く。Oリングも完全に脱脂されており取り付けにくいので綿棒にシリコンオイルをつけてOリングに塗布してから取り付けた。
5分間アイドリングすれば完成。
さてこれどうなるか様子を見よう。



2日後、エンジン警告灯が再点灯orz だめか。


【2018/10/22】
②排気漏れ対策
走行中になんか排気が漏れるような音がしているのが気になってきた。リッチ異常の原因のひとつに排気漏れもあるみたいなので対策してみよう。
QUICKJACKで車体を持ち上げて下に潜り込んで確認。



まず、前回センターパイプを交換したときに漏れていた球面ガスケット部分からの漏れを確認。車体に煤が吹き付けられていた。液体ガスケットでは防ぎきれなかったか。



まずは接合部分を清掃。めっちゃ漏れてる感のある接合部だなw これ漏れないようにできるかなー?(^-^;)




こんなこともあろうかと、球面ガスケットは取り寄せてあったので交換(^^)
とりあえず液体ガスケット無しでエンジンを始動して排気漏れを確認。
超漏れてるううう!!!すぐさまエンジン警告灯が点灯しリッチ異常のコードP0172が出た(^-^;)うんわかってた。フランジの形状が合わないんだよね。

ここで決断。センターパイプを純正に戻そう。エンジン警告灯対策をしてるときに社外センターパイプで排気漏れと戦ってる場合じゃない(^-^;)

純正センターパイプの球面フランジはさすがの精度で全く漏れることはなかった。

しかし!長年使っているため平面フランジの方が錆びて痩せてて面が出なかった\(-o-)/
ガスケットを新品に変えても排気漏れがする。



結局まさかの純正フランジに対して液体ガスケットを使うことに(^-^;)なんという屈辱。でも排気漏れは一切なくなった。



そしてもう一箇所。パワークラフトの第一触媒のところにも煤が付着しているのを発見。なにこれw
この箇所はどうしてもボルトが緩まないのと遮熱板で覆われているので苦戦。



結局遮熱板を少し曲げて隙間からフランジ接合部を清掃して、液体ガスケットを塗布した。
煤を清掃しておいたのでまた漏れたら汚れるので気づくはず。
よ~しこれでしばらく乗ってみよう!




わーん再点灯(T-T)

次はプラグ交換かな。


【2018/10/28】
③プラグ交換
走行時にパワーダウンを感じることもあるのでプラグの失火なのかもしれない、と思ってプラグ交換を実施した。
詳細はこちらの記事を参照。

やっぱり再点灯(T-T)


【2018/11/06】
④O2センサーとA/Fセンサー交換



タッチブレインでログを確認するとなんかO2センサーの挙動がおかしい気がする。あと排ガスが臭いとか、プラグがカブり気味というのはO2センサーの異常によるものかもしれないとのこと。

よっしゃーO2センサーとついでにA/Fセンサーも交換しちゃおう!
知っておけばドヤ顔で自慢できるカスタムシリーズ〜O2センサー編〜|車のカスタム情報はCARTUNE - https://cartune.me/articles/1081

交換作業に関する詳細はこちらの記事を参照。


⑤排気漏れ対策その2


エンジンアンダーカバーの一部が煤で汚れていた。こりゃエキマニ付近で排気漏れしてるな(^-^;)



エキマニのこの部分から盛大に排気漏れをしていたので対策。



こんな感じで液体ガスケットを詰め込んでみた。

これだけやればもう大丈夫でしょ!?というかもう直すところが思いつかない(^-^;)


すんなり再点灯。まじかよ(T-T)

もう、ゴールしてもいいよね…?

その後。
チューナーにメールで相談したところ「エアフロはなんで交換しないの?」という至極まっとうなご指摘を頂いた(^-^;) エアフロメーターってほとんど汚れてないんで交換したくならないんだよねw


【2018/11/14】
⑥エアフロメーター交換


楽天で純正部品を購入してサクッと交換した。
詳細はこちらの記事を参照。
型番は22680AA400


⑦排気漏れ対策その3
エキマニの排気漏れ対策をしたところを確認してみると、


液体ガスケットがすっかり吹き飛んでいたので強化することにした。



まずはきれいに掃除して脱脂。



液体ガスケットを再度塗布。



ホルツのガンガムバンテージを使用。
最初にアルミテープを巻いて、



その上に水で濡らしたバンテージを巻いて、その上から針金をぐるぐる巻きにした。
一晩乾かして翌朝30分アイドリングして硬化させるとカチカチになって全く排気漏れしていないことを確認した。でもカチカチ過ぎて耐久性が心配(^-^;)

エアフロを交換したからだと思うけど、なんかレスポンスが良い!ブーストが掛かるとヒューンという音がして心地よい。しかし回転数に応じた異音は持続。そして…
恐怖の再点灯!orz

というわけで自分では直せませんでしたorz
とりあえずチューナーに連絡し点検してもらうことになった。

12月にチューナーに預けることになったけど、いろいろあがいてみる。

【2018/11/16】
⑧硬いオイルに変えてみる
トラブルが起きたときに使用していたオイルはコストコのモービル1の0W-40であった。
俺の中ではまあまあ硬いオイルのつもりなんだけど、念の為硬いオイルに変えてみることにした。



ホームセンターでカストロールEDGEの10W-50を4L買ってきた。全合成油ながら3,500円位で意外と安かった。足りない分は手元にあったシェブロンの10W-40を混合。これでだいぶ固くなったはず。俺史上最も固いオイルだと思う。
というか抜いたオイルが5.9Lくらいあったのはどういうわけか(^-^;)もしやエンジンオイルにガソリンが混入して増えているパターン!?




5分間アイドリング後にオイルゲージで半分のところまでオイルを入れておいた。エレメント交換無しで合計4.7Lくらい入れた。
とりあえずこれで走ってみよう。

5kmですんなり再点灯。


【2018/12/01】
⑨スロットル洗浄


呉羽化学工業のエンジンコンディショナーを使用してスロットルを洗浄してみた。
詳細はこちらの記事を参照。

走行してみると相変わらずアイドリングは不安定だが久しぶりに20kmほど走行してもエンジン警告灯は点灯しなかった。


【2018/12/03】
⑩ブローオフベロフラムを補修


しつこくググっていたらアイドリング不安定などの症状からスーパーチャージャーのブローオフバルブベロフラムが破損しているのではないかと思って確認。
この記事のように取り外して確認するとバッチリ穴が空いていたのでボンドでくっつけた。

その結果、なんとアイドリング不安定は解消



吸入空気のグラフも安定!定速走行時の異音も消えた
30km走行してもエンジン警告灯点灯せず!こ、これは!?


【2018/12/09】
ベロフラムを補修してから650km程度走行したがエンジン警告灯は点灯していない。というかエンジンは快調そのもの!ガクガクするような挙動もなく加速も減速も大変スムーズになった。



燃費も回復。
これは本当にベロフラムが原因だったっぽいな。
ベロフラムが自体はたったの3000円強の部品だ。今回の件でいろいろと新品の部品を購入して交換してしまったが、まあ10万キロを前にトラブルが起きる前に交換したと思えばそう痛くはない。なにより自動車整備のとてもいい勉強になったし(^^)
修理を依頼したチューナーさんには丁重にお断りの連絡を入れておいた。

まとめ。今回は自分で直せた。良かった。本当に良かった。

0 件のコメント:

コメントを投稿