旅館御岳 公式サイト - http://www.ryokan-ontake.jp/
濁河温泉は日本でもかなり秘境にある温泉と言えるのではないだろうか。高速ICから2時間以上はかかるだろう。しかもアクセス路は狭く冬季は豪雪地帯である。定期バス路線もない。それもそのはず、濁河温泉は複数の宿のある温泉地としては日本で最も標高の高いところに立地するとのこと。
今までも近くの県道は何度か通りかかっていたが、濁河温泉までは行っていなかったので今回が初訪問である。
県道から濁河温泉までのアクセス路はかなりの上り勾配。昔ながらのスキー場手前の道路といった印象。そういえばスキー場は、まだやってるのかな?(^-^;)途中には廃墟と化した旅館がいくつも放置されていて気味が悪い。こういう建物を撤去しないと観光地としては非常にまずいと思う。
到着した旅館御岳は周辺から浮いたように立派な建物だった。館内には天文台もあるみたい。
立ち寄り湯は13-16時受付で料金は1,000円。アイス1個無料券付きで嬉しかった。
男女別の内湯と露天風呂、そして混浴の露天風呂があった。
まずは内湯へ。旅館なのでソープやシャワーなど設備は非常に充実している。カミソリも無料。
湯は緑がかった白濁。湯の花も茶色っぽい。味は鉄っぽく食塩味はなし。とにかく鉄だけって感じの温泉だった。泉温は48.4℃。かけ流すには良い温度だ。源泉の注ぎ口付近が最高に心地よかった。
男性の露天風呂はこんな感じ。景色は深い谷の途中の崖っぷちで、大変な秘境にあるのがわかる。石には析出した温泉成分の結晶が見たことのないような形でこびりついていて面白い。しかし浴槽内がかなりヌメヌメしていて洗浄が今ひとつだったのが残念。俺としては内湯がおすすめ。
混浴の露天風呂はなんと川底にあり、信じられないくらい険しい谷を160段の階段と狭い通路(一部は隧道!)を延々と歩いて降りていく必要がある。ていうか普通に健脚の人以外は行けない(^-^;)
いやー山さ行がねがのヨッキれんさんにぜひレポしてもらいたいくらいの温泉アクセス道路だったw
見下ろした渓流はまるで硫黄泉のように白濁していてこの温泉の名の由来を実感した。
露天風呂まで行ったところ家族連れの声が聞こえたので、今回は入浴は遠慮しておいた。
風呂から出てからアイスをいただいてゆっくりした。テラスには足湯もあった。ていうか少し上に下呂市営の露天風呂が見えた。調べたら500円らしいし、そっちに行けばよかったかも(^-^;)次回はそっちに行こう。
まとめ。濁河温泉は秘境にあり無音。きっと星空も美しいだろう。泉質も素晴らしいが、行くにはかなりの気合が必要だ。