2012年3月27日火曜日

韓国旅行その5 KRパスでKTXに乗った

2012/03/17-20 韓国旅行に行ってきた。

KRパスを使ってKTXに乗ったのでそのレポ。

今回の旅では1日くらいはソウル以外に行ってみようということで、韓国の誇る高速鉄道KTXに乗って釜山まで日帰りで旅行することにした。

まずは運賃について。(100W=8円で計算)
普通にソウル-釜山(423.8km)をKTXで往復すると週末は115,400Wであり日本円で9,232円となる。
ちなみに東海道新幹線で新横浜-米原(417.1km)をひかり指定席で往復すると23,480円である(^_^;)
このように日本の感覚からすると普通運賃でさえめちゃくちゃ安いのだが、他の国の例に違わず韓国でも外国人向けのフリーきっぷが発売されている。その名もKRパスという。

코레일 홈페이지 방문을 환영합니다. : http://www.korail.com/kr_pass.jsp

今回買った1日用は58,200Wであり、日本円で4,656円程度だ。この切符でKTXを含めて1日乗り放題である。はい、じゃあ言いますよ、天国ですか!?
KRパスは他にも10日用まで各種あるが、期間が長いものほどその安さは目玉が引っ込むほどである。これなら乗りつぶしも楽にできそうだな。
まあ欧州系の外国人向けパスも大概安いけどね。航空は現地国内線など特に外国人に対して安くしたりしないのに、この鉄道のディスカウントぷりは何なのだろう。伝統なのだろうか。まあとにかく海外に行ったら外国人パスで鉄道旅というのは非常にお得なのだ(^O^)/

KRパスは上記サイトでクレジットカードで購入することができる。氏名のアルファベットとパスポート番号を絶対に間違えないように。
購入時にバウチャーが表示されるのでそれを印刷して持っていく。それを現地の窓口で提示してKRパスを発行してもらうのだ。その際、購入時のクレジットカードとパスポートが必要なので必ず持っていくこと。
俺は仁川国際空港の鉄道案内カウンターで交換してもらった。窓口嬢の言語は英語だった。バウチャーを見せたところ、何日券か?と聞かれたのでそのへんは現地で決められるのかもしれない。それで現地でクレジット決済なのかもね。おおむねスムーズにKRパスを発券してもらえた。次にその場で列車を予約するかと聞かれたので釜山までのKTXの予約を頼んだ。英語で伝える自信はあまり無いので(^_^;)、俺はあらかじめ希望の列車を英語で紙に書いておいてそれを渡して予約してもらった。


ジャジャーン!これがKRパスとKTX乗車券だ!KRパスの通し番号が550番なのがわかる。先頭が12で始まっているので今年550枚目なのだろうか。だとすれば年間でも2,500枚程度ということになり発行数はかなり少ないということになる。KTXの乗車券はなんとレシートだwこれはエコを考えてのことらしい。磁気式乗車券は廃止になったと聞く。進んでるなあ。まあ俺も新幹線はEX-ICで乗ってるけどね!一応w

さて、注意したいのはKRパスはあくまで乗車券であるという点だ。普通列車はそのまま乗ることができるが、優等列車に乗る場合は例え自由席であっても乗車券が必要になるのだ。日本の特急に乗れるフリーパスとはそこが異なる。俺は最初、日本の感覚でKRパスだけ持ってKTXの自由席に飛び乗ればいいやと思っていたので、ちゃんと調べなかったらトラブるところだった。しかもKTXは週末は自由席がないらしい。そして面倒な事にKRパス利用者は必ず窓口で優等列車の乗車券を発行してもらわなければならない。自動券売機で英語や日本語でピピっと買うことができないのだ。地味な地方駅の窓口で英語が通じるかは…かなり怪しい。まあいざとなったら紙に書けば何とかなると思うけど。

さあソウル駅からKTXに乗るぞ!地下鉄と違い改札はないのでそのまま列車に乗る。


これがKTX-Iだ。顔は違えどいかにもTGVって感じ。20両編成で、先頭と最後尾の車両が動力車になっている動力集中方式だ。日本では見ない編成形式なので物珍しい。でもヨーロッパに行かなくても韓国でいくらでも体験できることがわかってなんか嬉しい。
先頭車両の写真を撮っていたら、日本人の観光客の人が写真を撮りに来たので記念撮影をお互いにした。韓国はどこに行っても日本人がいるのでいろいろと楽だw


車内はまんまTGVなのでまるでフランスに来たみたい。2人×2列のシートなので新幹線よりは狭く感じる。自動ドアが動くときのプシューというエアの音が大きくて特徴的。デッキの仕切りがガラスだったり授乳室が広く取られていたりしてヨーロッパっぽいが、このあたりは最近は日本でもおなじみである。日本の車両ではあまり見られない特徴として、画像のように座席が車両前方と後方の半分で向きが別れており、固定になっている。つまり2分の1の確率で後ろ向きのまま旅行をしなければならない座席になってしまうのだ。もちろん先着順で順向きの座席を販売しているが、これは人によってはとても嫌だろう。どうしてこうなっているかというと、ヨーロッパは都市ごとに行き止まりの終着駅に到着するのでそのたびに何度も進行方向が変わるからである。そういうTGVをそのまま韓国に持ってきたから、進行方向が一度も変わらないのにこうなっているのだ。

以前本家TGVに乗った時にも感動したが、発進、停止時のスムーズさがすごい。非常に滑らかである。客車列車なのだからと日本の寝台列車のそれをイメージして乗ると、そのスムーズさに驚かされる。カタンともいわない。スーっと発進する。連結器がものすごい高性能なのかな?
あと客車なので運転時はモーター音がしなくて静かだ。しかしN700系と比べて大きな差が感じられるほどではない。また機関車は轟音を発しているはずなので沿線への騒音は大きいだろう。
加速感はあまり感じない。いつの間にか超高速で走っているという感じ。このあたりは新幹線の方が短距離で最高速に達しようとするためなのか加速度が大きい感じがした。
走行中の振動は新幹線と同様かなり小さい。300km/h運転をしているのだから路盤・軌道は超高品質だ。ちなみにスラブではなくバラストである。
乗車中は車掌が何度か行き来していたが、結局改札は無かった。端末で予約状況を確認して、その区間で売れていない席にいる乗客にのみ声をかけている感じだった。つまりKTXには黙って乗って黙って降りられた。これは日本と違って良いサービスだ。日本はとにかく乗車券をチェックしすぎ。俺が行った国の中では最も車内改札が多いと思うしおまけに駅でも改札する。
車内ではワゴンサービスがある。また、車内の自動案内放送は韓国語、英語、日本語、中国語で行われていた。これは新しい地下鉄車両でも同様だ。車内のモニターにも停車駅が表示されるので安心して旅行できる。ただ到着を知らせる車内放送から実際の到着までの時間がかなり短い(^_^;)

ソウルと韓国第二の都市釜山を結ぶこの路線は、日本で言えば東海道新幹線の東京-新大阪間にあたる花形路線である。ここでKTXと新幹線の速達性に目を向けてみよう。
今回釜山まで乗ったKTX113はソウル-釜山間423.8kmを2時間42分かけて走るので表定速度は157km/hである。(最速達列車は184km/h)
適当に検索したのぞみ111号は東京-新大阪間552.6kmを2時間36分で結んでおり、表定速度は213km/hになる。(最速達列車は228km/h)
圧倒的に新幹線のほうが速い。最高速度はKTXが300km/hであるのに対し、新幹線は270km/hであるにも関わらずである。こうしてみるとKTXはまだまだ余力を残しているように思える。300km/hで走っている区間がまだまだ短いのだ。線形も悪くないから停車駅削減などで短縮が可能だろうと思う。新幹線も最初からこんなに速かったわけじゃない。まあ国ごとにいろいろ事情(通過すると怒られるとか)はあるのだろうけど。
逆に、東海道新幹線がいかにぶっ飛ばしているかがわかる数字だ。表定速度がこれならほとんどの区間で最高速度を出していることになる。よくぶつからないもんだ。

ともあれKTX113は10:42定刻通りに釜山に到着した。新幹線と異なり在来線と同じ駅に到着するので一瞬あれっ?と思ってしまう。そのへんもヨーロッパテイストだ。そうだな、大都市周辺まで完全に専用線にすれば速達性に貢献することだろう。ヨーロッパテイストはなくなってしまうだろうけれども。しかしそう考えると日本の新幹線の完全分離方式は世界でも珍しいんじゃないだろうか。

総じてKTXはとても快適で素晴らしい高速鉄道だった。

2012年3月26日月曜日

韓国旅行その4 龍山電子商街は面白い

2012/03/17-20 韓国旅行に行ってきた。

龍山電子商街を訪れた。

俺は数年前、中国は深センの電気街を訪れたことがある。その時の光景は衝撃的だった。
一応秋葉原に足繁く通うものの端くれとして「アキバ世界一!」という誇りを持って生きていた俺だが、深センを見て完全に負けたと思った。ヨドバシアキバの何倍もある巨大なビルに小さなテナントがギュウギュウ詰めに入っているのだ。そんなビルがいくつも並んでいる。アキバにあるものはなんでもあるしアキバに無いものがたくさんあった。特に部品系は豊富だ。携帯のリチウムイオンの中身だけの店や、ボタンのパネル屋、IDEケーブルのソケット屋などが何十件もまとまって軒を連ねていた。アキバでそんなことをしても商売にならないのはわかるけど、とにかくパワーに圧倒されるのだ。台北でも香港でもそんな電気街は無かったのでおそらく深センは世界一巨大で刺激的電気街だと思う。だから俺はこう思うことにした「アキバ萌えで世界一!」。

話は横道にそれたが、俺は世界の街角で必ず電気街を訪れるようにしている。
韓国で言えばソウルの龍山電子商街ということになる。ここは地下鉄でソウル駅から2駅であり、なんとなくアキバの立地に似る。龍山駅を出てみると、巨大な鉄道の車両区か操車場の跡地があり広大な土地が再開発中である。そういう意味では汐留みたいなところとも言えるが周囲の建物はさほど高くはない。


このように基本的には3~4階建てくらいの雑居ビルが並んでおり、その中にしこたまテナントが詰まっている。写真の道路沿いのバラックでは違法コピーのDVDを大量に販売していた。リージョンも選べるwさあアジアの電気街の匂いがして参りました!
この写真の右に写っている白いビルがソニンプラザで、結論から言うと観光で行くには一番オススメである。扱っているのは主にPC関連。フラッシュメモリも豊富。日本では味わえないアジアの市場の感覚も残しつつ、一部の店舗では価格表示をしており指差しで買うこともできる。そう、ここでは基本的に価格表示をしていない。アキバでは考えられないことだが、価格は交渉によるのである。もちろん基本的に交渉は韓国語に限られる。韓国は観光地では英語も日本語だって通じちゃうけど、ちょっと普通の街に行くと日本並に英語が通じない。俺もソニンプラザでサムスンのフラッシュメモリを値切ろうかと思ったけど若い店員に「ノーイングリッシュ」と言われて出来なかった。まあ俺の英語がしょぼかったかからかもしれんし、値切ろうとしてきたのであえてそう言ったのかもしれないけれど。

大通り沿いにはかなり年季の入った雑居ビルが並んでおり中はテナントがぎっしり。2畳から広くても6畳程度の敷地で自作PC屋をやっている。1階の道路に面した店舗は客商売をしているが、上階の店舗はおそらく通販の自作PC屋の事務所だ。山と積まれた自作パーツの箱の谷間で、若い店員がひたすら電動ドライバーでPCを組み立てていたりする。楽しそうだなおいw
1階の店舗を抜けて裏に回ると、ご覧のとおり。


意外に美しい建築物だ。

この他にも深センに似た巨大なビルも幾つかあり、そこはビルもキレイで完成品のPCやデジカメ、家電などを売っている敷地の広いテナントが入っている。まあこういうのも日本にはないので観光するにはオススメだ。ただしめちゃめちゃ声をかられるけど(^_^;)月曜日だからか店舗数の割には客は非常にまばらだったからなおさらだった。
あ、なんとなく名古屋は大須のアメ横ビルに似ている。 あそこはアジアの電気街に似てるな。アキバにはもう無い雰囲気。

龍山電子商街が深センと違うのは街がキレイなのと、部品屋よりも製品屋が多いということだ。深センよりは日本の感覚で馴染みやすいと言え無くもない。でもやっぱこういう同業者がひたすら密集してる街は日本では消えてしまって久しいのではないだろうか。ちょっとノスタルジックな雰囲気体験するにはオススメのスポットだ。

え?アキバと比較して?規模は問題にならないくらい龍山の方が大きいです。ただしアキバみたいに観光地として魅力的なわけじゃない。あくまで業務用の男の街という感じ。ゲーム屋も多いけどアキバみたいに店頭でプレイしてそれを見ている観客と一緒に盛り上がるみたいな雰囲気は皆無。ゲーセンもなければメイドもいないしwそれは深センも同じだ。そう、アキバは世界一楽しい電気街であることは間違いない。そんな電気街は俺の行った範囲では世界のどこにも無いのだ。

龍山電子商街|梨泰院・龍山(ソウル)のショッピング店|韓国旅行「コネスト」 : http://www.konest.com/contents/shop_mise_detail.html?id=1596

2012年3月24日土曜日

高湯温泉 共同浴場あったか湯

2012/03/24 高湯温泉の共同浴場あったか湯に行ってきた。

どうにも最近、強い温泉力の温泉に入りたくて入りたくて仕方ない。でもそういう温泉はスキー場みたいな雪国にあるものだ。シビックはノーマルタイヤだ。厳しいorz
福島には良い硫黄泉がいくつかあるのでずっと行く機会を伺っていたがここ最近週末には雪になって断念していた。今日は雨だけど気温が高いので雪にはならないはず!ということで決行した。

高速代を節約するためいつも通り常磐道から行った。磐越道から東北道に合流するJCTで渋滞していて1時間ロスした。高湯温泉へ向かう道はそれなりの山道で標高700m付近まで一気に登る。しかし今日は道路には雪がなく、雪解け水が流れて路面がぐしょぐしょになっているだけだった。もちろん周りの山は1mくらいの積雪だった。ともかく問題なく高湯温泉に到着した。温泉街のかなり手前から硫黄の香りが立ち込めて気分が盛り上がった。
最初は安達屋の日帰りに入ろうかと思ったけど、渋滞のせいで最終受付時刻の13時に間に合わなかった。しょうがないので第二案の共同浴場あったか湯へ。


この施設は共同浴場なので250円と利用料はとても安い。しかしよくある温泉街の共同浴場とは違い駐車場や貴重品ロッカー、休憩所などの施設が充実しており非常に快適だった。施設自体も新しく清潔。入り口の階から下に降りたところが露天風呂で、それが唯一の浴槽である。男女別。カランはあるが石鹸類は無い。石鹸類は持っていけば使用可能。


ご覧のように俺の大好きな白濁した湯の花の多い硫黄泉だ(^o^)/
正直あったか湯は最高だった。
温泉は完全にかけ流し、非循環。泉温は51度で少し揉んで最適な温度にしている。
泉質は言うまでもなく最高だし、清潔で浴槽も広く、露天の屋根も半分で景色は福島市方面を見渡すことができる。なおかつ250円。こんなに好条件の揃った日帰り温泉があるだろうか!?俺は他に知らない。ここは俺にとって最高水準の日帰り温泉施設として記憶にとどめることにする。

高湯温泉|福島県福島市 : http://www.naf.co.jp/azumatakayu/attakayu/index.html

2012年3月23日金曜日

韓国旅行その3 韓国の鉄道博物館はボロかった

2012/03/17-20 韓国旅行に行ってきた。

KORAILの鉄道博物館があるということで喜び勇んで行ってきた。

地下鉄1号線でソウル駅から約1時間の義王(ウィワン)駅で下車した。駅を降りて東側の出口を出て南の方向へ線路沿いに10分ほど歩くと鉄道博物館がある。駐車場がある線路側に入り口がある。


看板がデカイ!そして後ろの車両がボロボロ(^_^;)


入り口の窓口でチケットを購入して入場。日本語の案内は一切なし。英語もまばら。チケットは大人500Wであり日本円で言えば40円。40円て・・・いくらなんでも安すぎだろ。大宮の鉄道博物館は1000円だよ?その差25倍w後ろのKTXの試作車両(?)がボロボロで塗装が剥がれていたり台車が絵だったりするのはこの入場料の安さ故か。


これがメインの建物でその周辺に実車が野外展示されている感じ。
訪れたのは土曜日だったが客は少なかった。それでも子供たちが元気にはしゃいでいるのは日本と同じだった。
博物館内の展示内容は、かつて万世橋にあった交通博物館の鉄道展示と同じような雰囲気。台車が実際に回ったりとかパンタグラフを動かしたりとかの手のこんだ展示は無くて、単にタブレットやレールや枕木が時代ごとに展示してある。磁気式の自動改札を体験できる施設もあったが、今回の旅ではどこでも磁気式の改札も切符も見なかったので、おそらく過去の展示がそのまま残ったものだと思う。俺が行ったソウルと釜山では乗車券は全てICカードになっており、磁気式乗車券を入れるところはなかった。1回券もICカードだ。KTXの乗車券はレシートにバーコードが印刷されているものだ。これはエコに配慮したものらしい。話は横道にそれるが、韓国は何気にエコロジーである。箸はたいてい金属製のものだし、爪楊枝は置いていない。ゴミ箱もコンビニなどは4分別以上だったりした。
他には世界の鉄道車両の写真パネル展示や、韓国路線図、JR東海寄贈の300系新幹線模型などもあった。また、日本統治時代の乗車券など非常に興味深い資料も多数展示されていた。
最後にミュージアムショップに寄ったが、オリジナル商品は殆ど無く、どこでも買えるような子供向けの鉄道おもちゃが中心だった。日本の鉄道博物館では考えられない商売意識の低さだ(^_^;)日本ならおそらく1000種類以上の限定グッズをご用意して皆様をお待ちしている、ところだろう。俺はほとんど唯一のオリジナルグッズであるところのキーホルダーを買った。160円。それでも入場料の4倍だ。


屋外の展示車両は総じてボロボロだ。ここ20年くらい更新されてないように思う。このようなセマウル号の他にも保線車両や貴賓客車などが展示されていた。最新の地下鉄車両などは一切無く、おそらくは使用しなくなった車両を持ってきているだけ。

このように韓国の鉄道博物館は、まるで20年前にタイムスリップしたような空間になっていて、刺激に満ちたソウル中心部とは比べるまでもなく魅力に劣る施設だった。多分ここ数年掃除しかしてないと思うよここ。俺みたいな鉄ちゃんはそれでも確実に来るからほっといていいとして、もっと家族連れなど普通の人を呼ぶために展示内容をリニューアルすればいいのになあ。それで入場料を10倍値上げすればいい。せっかくソウルの鉄道システムとか世界で最も進んでいる感じなのに、そういう最新のテクノロジーの展示が全くないのは国としても損してると思うけどなあ。余計なお世話だがそう思った。(もしかして韓国では鉄道が趣味として成熟していないのかな?)

2012年3月22日木曜日

韓国旅行その2 韓国の物価は安い

2012/03/17-20 韓国旅行に行ってきた。

韓国の物価についてだが、安い。
円高ウォン安だからか知らんがとにかく安かった。

例)100W=8円計算
カップラーメン80円
サンドイッチ140円
焼酎(鏡月350ml)80円
ビール(350ml)100円
鉄道博物館入場料40円
地下鉄80円
バス60円
コンビニおにぎり80円
T-money(IC)カード代200円
韓国麺280円
空港のカツカレー480円
キーホルダー160円
KTX(新幹線)1日WiFi利用料160円

特に公共交通機関と酒が安いので天国かと思った。庶民向けの飲食店もだいたい安い。


中でもひときわ焼酎が安いので俺には天国だった。焼酎ポケットボトルが70円とかで買えるのでちょいちょい飲みながら散策を楽しんでいた。もちろん高級で高い焼酎もあるんだろうけど、いくらなんでも低価格商品の価格帯が低すぎるw

これに対して特に安くないというか日本と同じなのがカフェ。あと観光地の洒落た飲食店は高い、ようだった。入ってないのでわからんw俺は結局コンビニでカップラーメンとおにぎり食ったり、しょぼい食堂でハングルを指さして注文して食事をしていたので。つまり日本での生活と大差なしwでも値段は3割以上日本より安いと思う。

そろそろわかったと思うけど、俺は食い物に興味が殆ど無いです。安くて量が多ければ満足であり、美味しくなくても問題ないというスタンスで生きてます。よって食い物のレビューは恐れ多くて出来ません(^-^;)

街を歩いているときにふと見ると、(失礼ながら)浮浪者と思われるおじさんがコンビニでカップラーメンと俺と同じ焼酎を買っていた。初めての韓国訪問で溶け込んだもんだな、俺。

ともかく韓国の物価は安いので、食事と交通には全然金がかからなかった。

2012年3月21日水曜日

韓国旅行その1 羽田空港国際線の早朝便と深夜便

2012/03/17-20 韓国旅行に行ってきた。

今回の旅では大韓航空のKE720便とKE719便をHISで予約した。
この2便はKE720が羽田-仁川の早朝便。KE719が仁川-羽田の深夜便だ。問題はもちろん羽田側である。KE720が06:25羽田発で、KE719が23:30羽田着なのだ。これは始発にも終電にも厳しい。

まずはKE720について。
俺は鶴見駅にチャリで10分で行けるところに住んでいるので羽田には近い方だろう。しかし京急の始発だと50分くらい前にしか大韓航空カウンターに着けない。よって乗れる可能性はあるけど危険である。WEBチェックインのできるチケットならいけると思う(予想)。HISのチケットはWEBチェックイン出来なかった。次に蒲田発の京急バスの路線バスに乗れるかと思ったがこれもJR鶴見発の始発で間に合わない。タクシーだと6000円台後半くらいと思われ、金のない俺には憚られた。仕方ないので羽田空港に泊まろうと思ったが、友人が送ってくれるというので送ってもらった。つまり公共交通機関断念である。
4時半に羽田空港国際線ターミナルに着くとすでにたくさんの人がベンチで寝たりしていた。もうかなりの人が活動を始めており空いているベンチが多かった。KE720よりも早い便もあるわけでそういう便に乗るのだろう。俺も少しベンチで寝て問題なくKE720に搭乗した。


機材は非常に座席が狭かった。とにかくたくさんのエコノミー客を詰め込もうという努力が感じられた。シートピッチは見たこと無いくらいに狭い。近距離路線専用機でトイレに立つこともないということを見越してのこのシートピッチなのであろう。エンターテイメントもオーディオくらいしか無い。液晶モニタなんて存在しない。シートもほとんど倒れない。一応枕とブランケットはあるけど、むしろ不要(^-^;)狭いんだから。


機内食にチューブの焼きコチジャンが配られた。宇宙食かと思った。まあ味はんまかった。

次に帰国便のKE719便について。
仁川国際空港はこの時間はさすがに出発便も少なく空いていた。ただしファーストフード店などは閉まる時間帯なので注意。
問題は降りてからの終電である。俺の終電は京急の23:52発だ。一応KE719便は23:30に羽田着予定となっているが。
機内はみな終電の話をしており、聞こえてくるのは東神奈川だの生麦だの鶴見だの近所の人が多い(^-^;)近所でもギリギリである。そういうわけでおみやげは機内に持ち込む人が多い。今回リュックひとつで旅行したわけだが、そのリュックを入れるスペースすら無い。ちょっと離れたところに無理やり押し込んだ。機内で税関申告書を書いておくのがポイント。
羽田に着陸したのは23:15で順調だったが後ろのほうなので降りるのに時間がかかった。降りてみるとなんとバス輸送(^-^;)空港ビルに入ったのが23:40過ぎ。もう絶対無理だと思った。しかし目の前が入国審査であり深夜なので誰も並んでない。税関も誰もいない。すんなり通過。到着階に出たのが23:43くらいだろうか。しかしまだ俺にはモバイルルーター返却のミッションが待っている!出発階の奥の返却ポストにルーターを放り込んだ。その後トイレにて機内で飲んだバドワイザーを排泄してwから京急のホームヘ。それでちょうど列車が入ってくるところだった。なんと間に合ってしまった!普通に行けば空港ビルに入ってから7分あれば京急のホームに行けたと思う。

とにかく羽田空港国際線ターミナルが小さいからこそ出来る芸当。小さいからなんでもすぐ近くなので時間がかからないのだ。もちろん成田空港ではこうは行かない。少なくとも3倍くらいは時間がかかっていたように思う。羽田空港国際線最高(^o^)/

まあ、ギリギリなんだけどねっ!素人にはお薦め出来ないw

2012年3月16日金曜日

ヘッドホンアンプ Audinst HUD-mx1

ヘッドホンアンプ Audinst HUD-mx1を使ってみた。

俺のPCの音楽環境は、PC→(PCI) Creative Sound Blaster Audigy 2 ZS Digital Audio→BOSE 1706→BOSE MU-S101であり、スピーカーの音楽環境はかなりいいと思っていたのだが、いかんせんアパートなので大音量で聴くわけにもいかず、ヘッドホンで聴くにしても1706にヘッドホン端子がないため、マザボ直結くらいしか選択肢がなく、これだと音量が小さいという不満があった。こういうわけでヘッドホンで大音量で聴く環境が欲しくてヘッドホンアンプの購入を考え始めた。最初は1706のREC出力(ボリューム非連動)にオーディオテクニカ AT-HA2をかませてヘッドホンだけ増幅すればいいかと思った。しかしこの機種はノイズが大きいという評価が目立ったのでどうにも踏み切れなかった。
そんな中、価格.comで異様に評価が高かったAudinst HUD-mx1が気になり始めた。どうせならサウンドカードを廃止し、DACを買うのも良いかなと。そう考えているうちに結局HUD-mx1をポチっていたw


右上のがHUD-mx1。FDD程度の大きさである。こんなんで17000円かよ。その下にあるのがBOSE 1706。これは最高のアンプだ。それまでPC周辺機器メーカー製とか液晶内蔵とかのオーディオしか使っていなかった俺に高品質な音響の世界を教えてくれた製品。(といっても別にその後試行錯誤しているわけでも何でもないw)

現状の接続状態は以下である。
PC→(USB) Audinst HUD-mx1→BOSE 1706→BOSE MU-S101
                                (切替)→SONY MDR-Z700

まずヘッドホンについては、当初の目的であった音量の大幅アップは余裕で実現した。そして音質も良い。低音が少ないというレビューが目立ったHUD-mx1であるが、特に不満のないくらいには鳴っている。俺は割りと低音好きなんだけど、大音量で聞けば問題ない程度には鳴る。中音とか高音は今までより明らかに細かく聞こえる。もやが晴れた感じだ。というかMDR-Z700ってこんなにいい音出せたの!?って感じ。
次にスピーカーだが、こちらはSound Blaster Audigy 2 ZS Digital Audioからさほど変化があるとは思っていなかったのだが、大間違いだった。明らかに音の解像度が上がっている。まるでSD品質がHD品質になったかのように音の解像度が上がっているのが実感できた。偽物語の月火のOPのブレスまではっきり聞こえる。BOSE 1706とMU-S101の組み合わせが最高なのは知ってたけど、その実力を今までは完全には発揮していなかったことがわかった。それくらい違った。
PCI接続のSound Blaster Audigy 2 ZS Digital Audioは取り去ってしまった。これにより拡張カードはなんとゼロになった。長い自作PC人生において初の状態の気がする(^-^;)次回の自作PCはmicroATXでいいかも。むしろminiITXでもいいくらいか!?時代やなあ。

結論として、 Audinst HUD-mx1 、オススメです!

Audinst Inc. Hi-Fi Audio Instrument Solution. > 製品紹介 > 製品概要 : http://www.audinst.com/jp/bbs/board.php?bo_table=HUDmx1&wr_id=5

2012年3月8日木曜日

スマートフォン用のコンバージョンレンズ

スマートフォン用のコンバージョンレンズを使ってみた

Desireをドラレコとして利用するにあたり広角レンズが欲しくなったのでワイドコンバージョンレンズを購入した。あまりにも広角な魚眼とかは必要無いので今回は広角タイプを探した。
実際に試して買える店舗ということで、アキバのイケショップで購入!店員さんがいろいろ親切に説明してくれた。
購入したのはイザワオプトのKSW-2。0.55倍のワイドコンバージョンレンズとして使えてなおかつマクロコンバージョンレンズにも早変わりできるすぐれものだ。


装着するとこんな感じ。
両面テープで台座を貼りつけてそこにネジでマクロ、ワイコンの順に装着すれば完成。相当出っ張るので普段電話として持ち歩くのは不可能になってしまう。というか台座だけでも付けて歩くのは嫌だ。このレンズにはクリップも付属しているのでそちらを使えば台座を装着しなくても大丈夫だが、今回は振動の大きい車内での使用ということで台座を選択した。台座のほうがはるかにしっかりと装着することが出来る。また、このレンズを装着するとDesireの場合はLEDフラッシュはレンズが半分遮ってしまうので、実質利用不可能となる。
わりと質感は良好でしっかりした金属製のレンズだ。

実際の撮影について。まずはワイドコンバージョンから。


このように非常に広く撮ることができる。しかしDesireの場合は四隅が切れてしまう。しかもはしっこぼど像が流れてしまい不鮮明になる。これは残念だった。

次にマクロ。


このように非常に近寄って撮影することが可能になる。四隅が流れるのはワイドと同様である。

昼間に車載して撮影してみると、まずノーマルのDesireレンズだとこんな感じ。



次にワイドコンバージョンレンズだとこんな感じになる。


画角は大幅に増してドラレコっぽい画像にはなる。が、昼間に撮影すると画像のボケが際立ってしまい正直画像中央くらいしか見るに耐えない画像になる(^_^;)事故記録という観点からはワイドのほうが良いんだろうけど、これなら画角は狭くてもノーマルレンズで撮影したくなっちゃうなあ。

そんな感じでワイドコンバージョンレンズは少なくともDesireにはあまり良くないということがわかった。機種によってはもっと綺麗に撮れるかもしれない。機種固有のレンズとその周辺の構造に依存するところが大きいと思われる。

iPhone・携帯電話用魚眼レンズコンパクトデジカメ・トイカメラ・本革カメラケースのイザワオプト : http://www.izawaopt.co.jp/

2012年3月7日水曜日

マルチモニタ環境でWindows8 CP

うちのマルチモニタ環境にWindows8 CP 64bit 日本語版をインストールしてみた

新しいOSが大好きな俺。今回もβ版を躊躇なくインストールしてみた。もちろんメインOSとして使用するわけではない。RAIDを組んでいるSSDのパーティションを切って、片方にインストールし、Windows7とデュアルブートできるようにした。

手順としてはまずWindows8のISOファイルをDLしてインストール用のDVDを焼く。次にPCをシャットダウンしてWindows7のDVDで起動し、インストール時にインストール先のディスクを選ぶ場面でデフォルトでディスク領域の全体を利用するようになっているところの領域を下げてから、Windows7をインストールする。Windows7を適当にいじった所で、シャットダウンしてWindows8のDVDで起動し、残りの領域にインストールする。インストールウィザードはWindows7ととても良く似ている。インストール所要時間も7と同じように感じた。


デュアルブート環境なので起動時にこのようなOS選択画面が出るようになる。マウスで操作できるようになったのでマックみたいで敷居が低くなったかも。また、この画面下部の「規定の起動設定やその他のオプションの選択」というところが非常に良くできておりboot.iniを編集できるので「通常使うOS」や「自動的に選択するまでの時間」も設定できて何かと便利だ。


うちのマルチモニタで起動するとこんな感じ。PS1時代のポリゴンみたいな魚が8みたいな泡を吐いているのはともかくとして、話題のタイルはスタートボタンでメインディスプレイに表示される。
印象的だったのはWindows7までは初回起動時は画面解像度が低かったが、Windows8ではデフォルトで最大解像度で表示されたことだ。つまりドライバをいちいち準備する必要がない。またタスクバーもデフォルトで各モニタに表示され、右クリックで設定に入るとマルチモニタ用の設定項目が表示され完璧モード。これまではUltraMonというシェアウエアを使っていたがこれからはその必要も無くなりそうだ。

プログラム類は7で動くソフトは8でも動くという印象。というかタイル以外はほとんど7じゃんと言いたくなるOS。


エクスペリエンスインデックスをやってみると、SSD2台のRAIDで8.6というスコアが出た。Win7では最高点が7.9だったので、上限が上がっている。最高は何点なんだろう?いい加減CPUとメモリが足を引っ張り始めたな。ちなみにCPUはCore2Extreme QX6850、メモリはDDR2 800の2GB 4枚である。

ところでシャットダウンのやり方がわからないw最初はAlt+F4でシャットダウンしたくらいだ。その後メインモニタ右下あたりをポイントした時に表示されるメニューの設定からシャットダウンできることがわかった。なんなのこの常時電源ON推奨仕様は。タブレット用?ア○リカ人用?日本では節電しなきゃならないんだからもう少しまともなところにシャットダウンボタンを表示して欲しい。

タイルや全画面アプリなどは正直マルチモニタでは使いにくいと感じた。全画面アプリはメインモニタで全画面になるだけであり、他のモニタではその他のプログラムが実行され続けている。全画面アプリ実行中に他のモニタのウィンドウをアクティブにすると全画面アプリがさっと消えてしまう。タイルメニューも同じく消える。これではマルチモニタの意味がない。タスクバーなどは改善されていたものの現状ではマルチモニタ環境では使用しにくいと言わざるを得ない。

まだ1時間くらいしか使ってないのでもう少し設定項目など探してみたい。でもまあ仮に設定でタイルを無効にできても、それならwindows7とほとんど同じだからあまり購買意欲も沸かないよなあ。全画面アプリ中に他のモニタのアプリをアクティブにしても消えない設定があればいいの、かなぁ(^_^;)

2012年3月6日火曜日

Virtuous Inquisition 4.0.0

Virtuous Inquisition 4.0.0がリリースされたのでインストールした

HTC Sensation用のカスタムROMVirtuous Inquisitionの最新正式バージョン4.0.0がリリースされた。

Virtuous ROM: Inquisition : http://www.virtuousrom.com/p/inquisition.html

このROMはHTC 3.32.401.5 をベースとした最新のものだ。おそらくHTCの公式アップデート用に近いバージョンを元にしているので、安定動作が期待できる。

3.5.0からどこが変わったのか?と言われると困るのだが(^_^;)安定度は増したように思う。たまに見られた画面表示のノイズのようなものが見られなくなった。
あと細かい変化として、


ビルド番号にきちんとしたROMの名称とバージョンが表示されるようになった。目に見える差はそのくらいw
OCカーネルは、
[KERNEL] Overclocked kernel 3.0.16 | v1.20 | OC 1836 MHz - xda-developers : http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1424345
ここのものが使える。俺はv1.20 1728 MHzを利用している。俺のSensationではほとんど問題なく安定動作するが個体差はあるらしい。というかいつの間にか1836 MHzとか出てるしw気合が入ったら今度試してみようかな。

2012/03/13追記
1836MHzのカーネルを適用したところ起動不可能状態になった。HTCのロゴでループする。その場合、ループ中にVol -キーを押しっぱなしでリカバリに入り、以前起動できていたカーネルを適用すると復活した。

そんな感じでSensationはまだまだ最高に楽しめる端末なのであった(^^)v



以下、SensationをカスタムROM運用してる人しか要らない日本語情報。というか自分用メモ。
このバージョンの注意点としてはファームウエアを更新する必要がある点が挙げられる。

[Firmware][Mar 1]User-Friendly Firmware 1.17/3.12/3.24,3.30 & 3.32 Unlocked - xda-developers : http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1459767

このページの3.32 Unlocked is the latest/stable release ICS 4.0.3 FW for Sensation (sense 3.6 Version) that has the Unlocked bootloader (posted by Mike1986)を利用すれば動作するが、これまで3.5.0まで利用していた過去バージョンでは起動できなかった。
ファームウエアは必ずCIDとMIDが適合するものを利用すること。違うファームだと文鎮化する恐れがある。もちろん試したことはないけどw