2013年9月25日水曜日

フォルクスワーゲンup!に乗ってみた感想

2013/09/21-23 フォルクスワーゲンup!に乗ってみた感想

知人のフォルクスワーゲンの小型車up!(グレードは4ドア下位のmove up!)に乗車する機会を得た。乗ったのは横浜から兵庫県まで往復約1,400km!超ロングドライブであった。その感想。


up! < モデル < フォルクスワーゲン公式サイト - http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/up.html

up!はLupoの後継車で、Lupoの中間の2文字を取ってup!となったらしい。
このup!はまだ走行700kmの新車なのだ(^o^)


フロントビュー。VWマークがでかい。あとグリルの黒い輪っかがデザインの特徴か。フロントのデザインはフツーかな。


リアビューと若狭湾。この車の一番の特徴はこのスマホっぽいリアビューだろう。まさにiPhoneのホワイトって感じ。とてもかっこいいと思う。思わずスワイプしたくなるw


サイドビュー。ホイールはスチール製のものにホイールキャップを装備。このリアドアガラス形状で開けるときにどうやってドアに収納するのか不思議に思う人もいるだろうが、窓はほんの少し外側に開くだけなので安心してもらいたいw(後述) 俺の知ってる範囲じゃジムニーJA11のリアウインドウと同じ。開ければ風は通るので問題ない。

そろそろおわかりかと思うが、この車は省コスト化の努力が随所に見られる。世界を代表する大衆車フォルクスワーゲンの最も低価格な車なので、その洗練度は究極と言って良いだろうがいろいろと割り切り方が日本車と違っていて面白い。


夜間のライト点灯状態はこんな感じ。HIDやLEDは採用されていない。

さあ車内に目を移そう。


メーターはアナログで昼でも光るタイプ。中央に速度計、右に燃料計、左にタコメーター。
燃料計は妙に細かく表示されるが、前半よりも後半の方が減りのペースが早いような気がした。なお0になるとすぐに燃料切れになるそうなので注意。
つかこんなに小さいタコメーターは初めて見たよ!w 一応マニュアル車っぽい車なんだからもうちょっと何とかならなかったのだろうか。まあ軽自動車だとマニュアル車でもタコメーターのない車もあるけれども。なんだかなあ。
ステアリングは高級感があっていい感じ。ホーンの音も日本車のコンパクトカーよりはるかに良い。
カーナビはカロッツェリアのナビにスマホのソフトカバーのような謎のカバーを装着したディーラーオプション品。車速などの情報は車両から取っていないようで、自車位置が何度もずれた。音声もカーオーディオに接続されていないので地デジを見るときはヘッドホンジャックからAUXに接続することになる。ここらへんは正直もっと頑張って欲しかった。
ナビの後ろにチラッと見えるのがセンターのエアコン吹き出し口。カーナビ邪魔w
エアコンはマニュアルエアコンだけど効きは何ら問題なし。
カーオーディオはCDとラジオとAUXのみの必要最低限のもの。音質はかなり悪いのでスピーカー交換をしたくなる。大きい音が割れるのと、声がこもる感じがした。
あとウインカーは左側、ワイパーは右側の外車仕様なので運転にテンパるとワイパーを動かしてしまう定番ギャグができるw ワイパーは連続モードにしていても車の停止中は自動的に間欠になってくれる。
ライトのスイッチは下記参照。



エアコン吹き出し口の下にライトスイッチが有る。オートライトは無し。引っ張るとリアフォグ。究極の省コスト化を実施してもリアフォグは装備しているところが欧州車っぽい。ロービームの角度は車内から調節することができる。この機能は最近良く見るけど
ドアミラーの調整は電動だが収納は手動
パワーウインドウスイッチが運転席用しか見当たらないが、助手席側は助手席でのみ操作する仕様。一人で乗っている時に風を通すために助手席や後席の窓を開けるのはひと苦労である。
あとドアロックスイッチも各ドアには付いておらず、運転席でのみ全体をドアロックできる。


後席は広くも狭くもない。身長181cmの俺の場合は頭が少し天井につっかえる。足元部分の前席シートがえぐれたデザインになっていて足が結構前まで出せるのは良いと思った。なお後席は2人乗り。
リアドアガラスはこのヒンジを操作して外側に数cm開けることができる。もちろん手動。


リアハッチを開けたところ。外観から想像するよりは荷室が広い。写真のように床板を2段階に調整する機構があり、こういうのはもはや日本車のお家芸ではなくなったんだなあと実感した。

走りに話題を移そう。


エンジンルーム。割とぎっちり詰まってる印象。エンジンは999ccの直列3気筒で75psを発生する。JC08モード燃費は23.1km/L。エンジンカバーがあるのは高級感があって良い。
加速は意外と力強い。コンパクトカーによくある伸びないエンジンではなく、5000回転付近でもよく走る。若狭湾のワインディングに2速が気持ち良く合った。ただまあ意外と力強いというだけで、軽ターボに毛が生えた程度の走りである。普通車としては最も遅いレベルと言えるが、燃費の良いスタイリッシュコンパクトカーを目指している車なのでパワーを求めても意味がないというものだ。
サスペンションはこれまた俺のイメージしていたものより柔らかかった。もっとゴリゴリした乗り味を想像していたがこれは日本のコンパクトカーに近い。ただフニャフニャというわけではなくワインディングでも粘り強く路面を捉える感じがした。ちゃんと作られたクルマって感じ。


これがup!を最も変態特徴的なものにする5速ASGのシフトノブである。ここまで様々なツッコミを入れてきたがそんなものはこのASGに比べたらどれも些細な問題である。だいたいみんな見てくれ!このシフトパターンを!戸惑うでしょ?とりあえず見たことないでしょ?てかPはどこいった!?(後述)
ASGはWikipediaによると「MTのクラッチとギヤボックス本体を使用できる低コストな2ペダルMT」であり、「クラッチに加えてギヤ選択も自動化したオートモード付きのセミATとなるが、変速時はMTと同じく1枚のクラッチで断続動作を行う。クラッチペダルがないことで法規上はAT扱い」とのこと。なにそれカッコイイ!
事前に知人からASGについてはクリープ現象がないとかいろいろ聞いていたが、乗ってみるとまさに乗り味はMTそのもの。まず本当にクリープ現象がない。坂道では余裕で下がる。車が坂を検知するくらいの坂道だとブレーキを3秒間ホールドしてくれる機能が働く。発進時はシングルクラッチがググっとつながっていく俺にはお馴染みの感覚がするがそれが自動なんだよなあ。もちろんエンストしたりはしない。
何よりMTを感じるのは変速時のショックである。MT車のように低速ギアでの変速ほどショックも大きい。しかもASGの変速が下手くそ(^-^;) いや良く言えば一定なんだけど、変速に2秒くらい(遅い)かかるのでその間加速度が0になる。普通のAT車のように発進時から一定のアクセル開度で運転するとかなりの変速ショックがあり、変速時に加速度がなくなるので頭をぐっと前に持っていかれる感じがする。これを防ぐにはコツがあり、コンピューターの変速タイミングを予測してふっとアクセルを緩めると加速度がやんわりと0になるのでスムーズに変速できる。なんて面倒なATなんだ!up!のASGはまさにMT車のクラッチのみを他人が操作したらこうなるというる感覚そのものであるw もちろん俺にはすごい楽しかったんだけどね(^o^)/
さて、up!にはマニュアルモードもあるのでギアを自分で選んで走ることもできる。この場合はシフトタイミングだけは自分で制御できるのでギアチェンジの時にアクセルを少し緩めることで変速ショックは効果的に和らげられる。でもまあよくあるパターンで一定速度での走行時にアクセルを少し緩めると自動的にドライブモードに切り替わっちゃうんだけどね。あとは例えば2速のまま停止すると自動的に1速にチェンジしてくれちゃう。2速発進はできないw まあ日本ではマニュアルモードはエンジンブレーキのためだけに使う人がほとんどだろうから、この方が便利ぽ。
先ほどのシフトパターンにPが無い件だが、結論から言うとPは無いw わかんなすぎて説明書を読んじゃったよ。色々やってみてわかったのは、D/MまたはRのポジションでエンジンを切ると、坂道でハンドブレーキを引き忘れても車は動かない、という事。ってMT車そのものじゃん!きっとエンジンを切るとクラッチがつながる機構なんだろう。なお始動時は必ずNポジションで始動する必要があるので難しい。N以外だとエンジンがかからない。最近のMT車ではクラッチを切らないと始動できないようになっているが、ASGはクラッチがないのでこうなっていると思われ。いろいろ難しい。
残念ながらup!は「AT車として快適な走行を求める人には絶対におすすめできない。」と言っておこう。購入を検討する際は必ず試乗してみるべきである。でもまあ変速ショックも我慢できない範囲ではないし、旅の後半ではあまり気にならなくなってきた。変速ショックが毎回来るとわかっていれば無意識に首に力を入れるようになるというものだ。人間何でも慣れるものである。

最後に燃費。


給油口の蓋は外から手で開けるタイプなので必然的にガソリン盗難防止の鍵付き。これもジムニーJA11と同じだw 省コスト化のためとはいえ日本車ではもはや軽トラくらいでしか見ない仕様なので最近では開け方すらわからない人も多いだろう。
燃料はハイオク。ヨーロッパ車の場合は普通の車でもハイオク必須の場合が多い。これは日本のレギュラーガソリンのオクタン価がヨーロッパのそれにあたるものと比較して低いため、ノッキング発生の可能性があるからだと思われる。なお燃料タンク容量は35Lと小さめ。

高速道路を半分以上走行して、738kmで36L給油した。燃料計は1/8を少し切ったところだったのだが、36Lも入るとは。危なかったぜ(^_^;) というわけで満タン法で計算した燃費は20.5 km/Lであった。さすがの高燃費である。こういう排気量1L程度の小さい車だと高速道路で1○0km/hでずっと走行したりすると燃費が下がるものだが、むしろup!は非常に燃費が良いと感じた。欧州車のほうが高速走行に特化してるのかも。ちなみに高速域での直進安定性は非常に優秀で全く怖さを感じることはなかった。
ともかく満タンから700km以上走ることができ大満足である。兵庫県で一度の給油で帰ってくることができた。もちろん我が愛車シビックではそんなに走ること無く燃料が尽き50L近いガソリンをゴクゴクすることになる(^-^;) ちなみにup!に燃費計などというものは当然装備されていないので自分で計算しないといけない。まあ燃費計算は満タン法の方がたいてい正確である。

まとめ。up!はとてもスタイリッシュで高燃費のコンパクトカーなのだが、なによりASGを楽しむための車だった!間違っても普通のオートマ車だと思ってはいけない。

2013年9月24日火曜日

はまなす温泉 わたつみの湯

2013/09/21 福井県高浜町のはまなす温泉 わたつみの湯 に行ってきた。


福井県 高浜 若狭湾の天然温泉施設と岩盤浴がある わたつみの湯 - http://www.watatumi.co.jp/

何かと話題の大飯原発の近所にある日帰り温泉施設がこのわたつみの湯である。和田浜海水浴場に隣接しており、日本海のすぐそばに立地している。
建物は木をふんだんに使っており、新しくて立派。入口付近には食事処もある。水着客専用の券売機や注意書きも見られ海水浴客の利用が多いことが伺える。
利用料700円を支払い中へ。

内湯は熱い湯と温い湯、そして源泉風呂の3種類。サウナと水風呂もある。露天風呂は浴槽ひとつ。露天風呂からは日本海が望めるが、今回は夜の訪問だったので残念ながら真っ暗だった。
海の近くの温泉ということで、源泉をなめてみるとやはりしょっぱい。でも海水ほど塩辛いわけではなく、ナトリウムのえぐみもある。成分表示を見てみるとナトリウム塩化物泉で湧出温度は28.8 ℃とのこと。

スーパー銭湯並みの施設なのでシャワー、ソープ類、ドライヤーも完備で安心して利用できる。

まとめ。泉質は月並みだが綺麗で気持ちのよい日帰り温泉施設だ。

2013年9月17日火曜日

スパティオ小淵沢 延命の湯

2013/09/14 スパティオ小淵沢 延命の湯に行ってきた。

スパティオ小淵沢 | 温泉「延命の湯」 - http://www.spatio.jp/hotspring/


道の駅こぶちざわのすぐ隣にあるスパティオ小淵沢という施設にある日帰り温泉施設がこの延命の湯である。

3連休の初日ということもあり昼過ぎでも混雑していた。
内部には食事処もあり地元の野菜を使った料理がとても美味しかった。
入浴料は600円。
とても近代的な施設で清潔感がある。脱衣所はリターン式コインロッカーやドライヤーなどを完備。

写真はないが、内湯は浴槽ひとつとサウナと水風呂。露天風呂は浴槽がふたつだった。
湯はかなり茶色いというか黄色いが、舐めても鉄っぽいということはなく成分表を見るとこれはナトリウムに由来するものらしい。というより見た目に反して味はほとんどなかった。しかもpHも7.4ということでヌルヌル感もキシキシ感も無いが、湧出温度は58.5℃と立派なものである。
もちろんシャワーやソープ類も完備。

まとめ。見た前の割に入りやすい湯だった。あと一人でじっくり温泉を楽しみに行った俺には家族連れが多すぎて辛かった(^-^;)

2013年9月16日月曜日

シビックタイプRユーロでサーキット走行3日目

2013/09/14 シビックタイプRユーロでサーキット走行3日目


前回から少し間が開いてしまったが、3日目のサーキットへ。今回もスポーツランドやまなしにやってきた。
この日もドライコンディションだった。連休ということで同時に走行したのは1回目が2台、2回目が3台だった。それでもだいぶ慣れてきたのか走行そのものへの緊張感が少なく、ある意味集中できたと思う。
以下はこの日の1回目のドライブレコーダーによる走行動画。


この動画の1周目が2番時計の44.503秒。2周目がベストラップの44.207秒だ。
2コーナーをベストラップの周回では1速で立ち上がっていることがわかる。2番時計は2速立ち上がりで出ているわけだし、その方が速いのかどうかはちょっと判断しかねる。1速立ち上がりはシフトチェンジの手間とホイルスピンしやすいので難しくなることは間違いない。
前回のベストラップが44.725秒だったから一気に0.5秒も記録更新してしまった(^o^)/


今回はSONY DSC-HX9Vを吸盤ホルダーで固定して車内も撮影してみた。角度がイマイチで前方が見にくいから改善の余地あり。
しかし車内映像だとハンドルを両手で持とうとするあまりとんでもない姿勢になっていることがわかるな(^-^;)送りハンドルになったり、片手持ちより恥ずかしいんじゃないかとw まあこのへんは徐々に改善していければと。あとキーホルダーがガチャガチャうるさいので次回は外そうと心に決めたw

ちなみに同時に走行した車で40秒を切っている人がいた(^-^;) すごすぎ。どうやったらそんなに速く走れるの!?というかそんなに速く走ったら身体にどんなGがかかるのだろう。

その後2回目も走行した。このときは電子制御をOFFにしてみたのだが、明らかに運転が難しい。コーナーの立ち上がり時にトルクコントローラーが効かないので動力はタイヤに伝わるがその分横に滑る滑る。あとステアを切りながらのフルブレーキングでは車が挙動を乱しまくり。きっと上手い人ならこの方が速いんだろうけど、今の俺は残念ながら電子制御を切ると確実に遅くなるということがわかった(^-^;) タイムも出なかった。ぎりぎり44秒台を出すのががやっと。
2回目は集中力も衰えているし、ブレーキもタイヤもヘタってる感じがするので次回に向けての学習と考えたほうがいいかもしれない。

さて、今日も無事走行完了したし温泉行くか、とサーキットのアンダーパスに差し掛かったところ、ブレーキが抜けてた(^-^;) スカッっとブレーキペダルが床まで付く。もう一度踏み直したところ少し掛かったから良かったけど結構危なかった。ペーパーロック現象と思われる。その後徐々に制動力は回復。こんなふうになるんだね。人生で初めて体験したわ。サーキット走行後はブレーキも何度か踏み直してから走行しないといけないということがわかった。

2013年9月15日日曜日

SONY Xperia Z1を触ってみた

2013/09/15 SONY Xperia Z1を触ってみた。


IFA2013で発表された久しぶりに注目すべきスマートフォン、コードネームHonamiことXperia Z1を銀座のソニービルで発売前にいち早く触ることができるということで行ってきた。

ニュース&トピックス | 会社情報 | ソニーモバイルコミュニケーションズ - http://goo.gl/kvJ2ED

スペック等詳細はこちら。
IFA 2013 : Sony Mobile、新フラッグシップ「Xperia Z1」を正式発表 | juggly.cn - http://goo.gl/O1X2zx


久しぶりに訪れたソニービル。装飾はまさにZ1一色!SONYの本気度が伺える。
8F OPUSに行ったのは2010年の初代Xperiaの発表会以来かも。そのときはAndroid1.6だったなあ。懐かしい。


おおー!ついにZ1の実機が我が手に!重いという話もあったけど、全く重いと感じることはなかった。

というかこれグローバルモデルじゃん(^-^;)輝くdocomoロゴとか無いし。つまりここにあるZ1はワンセグ、赤外線、おサイフケータイなどの日本仕様は一切搭載していないものだ。スタッフに聞いても「これはグローバルモデルです。ワンセグなどは日本ではご要望が多いですね。」とかそんな答えしか返ってこなかった。まあ現段階では何も言えないのだろう。もちろん発売時にはバッチリ日本仕様になるはずであり、ともかくここでは日本で販売する見込みのない端末を大々的に展示していることになる。何だそりゃ!?とズッコケそうになったが、そこで気になったのが技適マークの有無。海外SIMフリー機といえば技適マークが無いことで法律上グレーゾーンなのがたまに問題になるが、まさか天下のソニーが展示している海外端末が技適マークを取ってないということはないだろう(←意地悪)。
端末本体表面に表示はない。そこで設定→端末情報→法的情報→認証で確認してみると。


ん”ー??技適マーク自体は無いな。これでいいのか?見てもわからんかった(^-^;)きっと展示のためだけに海外モデルも技適マークを取っていると信じたい。それかソニービル内でWifi通信だけなら必要ないのかな?

すまん。話が横道にそれた。Z1本体の話に戻ろう。


裏面もガラスで側面はアルミということでモノとしての質感は非常に高い。NFCのマークがあるのみでFeLicaマークはもちろん無い。あとqiに対応して欲しかったなあ。ソニーだと大人の事情で無理なのか。


左側面上方にMicroSDスロットとMicroUSB端子。防水なのでカバーありである。非常に鬱陶しいが、カバーもアルミ製なのは質感が高くて良い感じではある。


右側面上方にはSIMスロットとシャットダウンボタン。バッテリー交換できない方式だからフリーズした時に確実にシャットダウンできることが重要。


右側面下方にはカメラ用シャッターボタンとストラップホール。シャッターボタン長押しで自慢のカメラを起動できる。
なお上面にはカバー無しのイヤホンジャックがある。


自慢のカメラ画面。本体を動かした時の画面表示の追従性が妙に良かった。しかし俺はZ1に限らず正直スマホのカメラ機能に多くを期待してはいない。スマホの狭い筐体内できれいな像が結べるわけがないと思うからだ。スマホのカメラで撮影した画像はスマホの画面で見て美しければそれでいい。PCモニタで見た場合はコンデジ、そして一眼レフとの差が歴然となるのは当たり前だ。


付属品になるはずの充電クレードル。小さくてカッコイイ!本体左側面に右写真のような端子が装備されており、磁石でホルターの良き位置にカチッとハマるようになっている。装着するときはホルダーの溝に本体を適当にセットし、スライドして定位置にするとカチッと上手くいくようだ。MicroUSB端子がカバー付きで実用的でないので充電クレードルは必要だと思う。

さて、続いて内部に目を移そう。


お決まりの確認事項、端末情報。Androidバージョンは4.2.2。モデル番号はC6903なのでグローバルモデルで間違いなさそう。
CPUはもちろんQualcomm Snapdragon 800 MSM8974 2.2GHzクアッドコア!これが俺がこの端末がほしいと思う最も大きな理由だ。メモリは2GBと普通。3GB欲しかった。なお本体内部ストレージは16GBと小さい。SDXC対応とはいえせめて32GBは欲しかった。


 はい。ベンチ結果。事前情報通りQuadrantは2万超え!3回計測したけど3回とも2万をわずかに超える数値だった。意味分かんないくらい高い数値である(^o^)/
ついでにAnTuTuも。てか新しいバージョンを初めて実行した。なかなかおもしろいベンチだね。


これが噂のレンズ型コンデジ!NFCでタッチしてペアリングするとスマホ画面をファインダーモニタとして使えた。個人的にはあまり興味はないのでここで触って満足。しかしこれの悪い使い方ばかり思いつくのは俺だけか?(^-^;)レンズにLEDライトがついてなくてよかった。


車載ホルダーその他様々なアクセサリー類も展示されていた。俺としてはMiracastアダプターが見たかったんだけどここにはなかった。なおZ1のMicroUSB端子はMHL対応。


1Fのエントランスホールでは防水機能のデモが行われていた。水の中にスマホが浸かっているのは防水端末を使ったことのない俺にとっては大きな違和感があった(^-^;) しかし防水が一番のウリなのか!?そんなのどうでもいいからMicroUSB端子にカバーをつけないようにして欲しいのだが。他社ではキャップレスのMicroUSB端子でも防水って端末もあるみたいだし。


おみやげにメモ帳をもらった(^o^)/ これもグローバル版だったw

まとめ。Z1はある意味Zの改良版みたいな感じ。iPhone5と5Sの関係に似る。それでも俺が欲しいと思うのはSnapdragon800搭載機だからである。この世代のSnapdragonの発表時から800が最上位ということはわかっていたので600は見送って800が出るのを待ってたんだけど、それをいち早く搭載してきたところが素晴らしい。まあ次のdocomoラインアップではらくらくフォンも800になるのかもしれんが(^-^;)(←これは本当にやめて欲しい。夏モデルのらくらくホンはツートップのXperia Aより高性能な600だった。) いまのところ日本仕様Z1はdocomoとauから出ると予想されているが、今回はauからも同時発売してほしいものだ。docomoのワントップはiPhoneなんだからもうXperiaを変に囲い込まなくても良いでしょ。むしろ「iPhone5SとXperia Z1が冬のdocomoのツートップです!」って言ったら超しびれるけどw

2013年9月9日月曜日

R352樹海ラインと古町温泉赤岩荘

2013/09/07 R352樹海ラインと古町温泉赤岩荘

いつものように金曜の夜横浜を出発し、一般道で三国峠を越え道の駅南魚沼で車中泊。

この日はまず黒又第一ダムを訪れた。


酷道からのアクセス路は狭いが路面状況は良い。しばらく進むとなんと洗い越し(路上河川)が現れた!これは酷道ファンには有名なR157温見峠にあるという伝説アレではないか!洗い越しというは、道路が谷のどん詰まりまで行った時に普通は橋や暗渠で川をクリアするのだが、低予算の道路の場合にこのように路面に川を流してしまうというものだ。予算が高い順に、トンネルで峠をショートカット>橋で谷を渡る>>暗渠で道路の下に水を流す>>>洗い越しとなっているw もちろん大雨時には大量に土砂がすんなり路面に流入すると思われるので、そういうことが起こってもあまり問題にならないようなど田舎秘境にしか存在しない。
洗い越しは大変貴重で興味深い構造ではあるのだが、いかんせん写真のようにちょっと道路が凹んでいるので車高の低いシビックには厳しい(^-^;)もちろん普通の速度でまっすぐ突っ込むと確実に車が壊れるので基本的に徐行しなければならない。


黒又第一ダムはご覧のように大変な秘境にある重力コンクリートダムで下流から見たダムは苔むしていて不気味だった。周辺に人家などは全くなくアクセス道路たる県道が通じているのみである。ダム湖は非常に浅く、ほとんど土砂に埋もれてしまっている。もともとダムには向かない河川だったようだ。堤体の上を県道が通っており更に進むと上流の黒又第二ダムに行くことができる。もちろん行こうとしたのだが、


第一ダムから数百メートルのところにあるこの幅の狭い洗い越しのところで断念。これはシビックではバンパーを擦らずに越えることはできない(^-^;)

気を取り直して本日のメインディッシュのR352へ。酷道ファンにはおなじみの道路であるが俺は初体験。というか通行止めの事が多い道路の代表格なので通れるか心配だったんだけどこの日は小出から檜枝岐(ひのえまた)村まで通り抜けることができた。


これがルート。実際に走行したのはB地点からA地点方向。

まずは小出から枝折峠を経由して銀山平に至る区間を走行した。この区間は2年前に訪れた奥只見シルバーラインが並走しておりそちらはトンネル主体の直線的な道なので、すぐに銀山平に着くのだが、こちらの枝折峠はやばい長大狭路だった(^-^;)


こんな1.5車線の道が延々と20km近く続く。シルバーラインが並走する中、この無人の峠区間がよく存続しているものだと思う。普通は廃止される道路だと思うのだが。
しかし路面はよく整備されており、すれ違い用に広い場所も頻繁にあるので運転にさほどの苦労はない。明るく景色も良くて飽きない道なんだけど、いかんせん線形が悪い。全くスピードが出せない昔ながらの林道の線形である。そしてこのスペック(線形は最悪だけど路面状況は良い)の道路がこれからずっと続くことになる。

やっとのことで銀山平に到着。電光掲示板には「福島側へ通り抜け可能」の表示が!超重要情報であるw 心のオアシス銀山平の2車線区間は2kmほどであっさり終わり、ここからが本当の戦いの始まりだった。


だいたい線形が悪すぎるんだよバカヤロー!(←嬉しい悲鳴)
全く改良されていない昭和40年くらいの峠道の姿がそこにはあった。写真のトンネルのところが唯一の改良区間w

そして…








どんだけ路面に川流すんだよこの酷道は!バカヤロー!(←嬉しい悲鳴)
まあ全部渡れたからいいけど、適当にドライブレコーダーの動画を見なおしただけでも何箇所も見つかったから、全体では小さいものも含めると40箇所くらいあったのではないかと思う。


銀山平から檜枝岐村までの全線にわたって携帯電話圏外なのでこんな標識もw 初めて見た。
連続雨量80mmで通行止めらしいので雨の日にこの道に突入するのはかなりの勇気が必要だ。路上河川が増水して立ち往生しても助けは呼べない。


結局小出から檜枝岐村まで約90kmのうち70kmが無人の樹海を行く狭路であった(^-^;)ここまで長い距離無人地帯を通る道路はあまり記憶に無い。樹海ラインという俗称の通りの道路だ。もちろん冬季は通行止めになるし、Wikipediaによると2006年まで枝折峠区間は午前と午後で一方通行になっていたらしい。すごすぎ(^-^;)一方通行のとき攻めてみたかった。 こんなR352は俺としては景色も良くて洗い越しとか運転するのも楽しい道だったけど、普通のドライバーが運転するような道路ではない。ここを通るのは地元の人か、尾瀬に登山に行く人か、俺と同じ物好きくらい。交通量は非常に少なかった。小出から檜枝岐村に行く場合はR252で只見を経由してR289を通って行くのが普通。


さて、いつも以上に苦労して辿り着いた本日の温泉は古町温泉赤岩荘である。


古町温泉 赤岩荘へようこそ - http://www.sayurinosato.co.jp/akaiwa/index.php

赤岩荘はちょっとした集落の外れにある、いい感じのひなびた公共の立ち寄り温泉施設である。
600円の入浴料を支払い中へ。食事もできる。
内湯と露天風呂がありそれぞれ別になっているので着替えがめんどくさい。なおどちらも男女別。
まずは渡り廊下を歩いて露天風呂へ。


利用客が途切れなかったので写真はこれだけ。大雨が降っていたので露天風呂は若干辛かったが、温泉は最高!赤くて鉄分が多い湯で、舐めるとしょっぱい。浴槽は2つになっており奥の浴槽に53.4℃の源泉が間欠的にどばどばと流し込まれている。よって奥の浴槽はかなり熱い。俺が何とか入れる程度なので45℃くらいと思われた。浸かると熱いというより全身が痺れる感じ(^-^;)流れこむ源泉は透明で、空気に触れると茶色になるのだろう。石には析出物が多量に付着して棚田を形成していた。仕切られた手前の浴槽はちょっと熱めの42℃くらいでこちらは平和w
意外なことにシャワーが2基設置されていて自由に体を洗うことができる。ボディーソープとリンスインシャンプーも完備。ここで体を洗えたので内湯には行かなかった。
柵が高いので浴槽に浸かったままでは景色は見えないが、盆地の田んぼの中に立地しているので周りは山だけ。

まとめ。この周辺には単純泉の温泉地が多いが、古町温泉赤岩荘はめずらしく成分の多い温泉で、なおかつ非加熱の完全な源泉かけ流しで最高(^o^)/