2015/06/07 敦賀から今庄の北陸本線旧線区間を車で走ってみた。
久々の鉄道ネタ。福井県の敦賀から今庄に抜ける区間は、北陸トンネル開通により旧線区間が廃止されたが、その後車道に転用され自動車で走ることができる稀有な区間である。
以前から気になっていたが今回走行してみたのでその感想。
敦賀からスタートし北陸トンネルの坑口手前で旧線跡は左に逸れていく。このあたりはR476である。道幅の広い快走路だがゆるい勾配とゆるいカーブは明らかに鉄道路線のもの。
新保駅跡の碑。下の方に構内図が彫ってある(^-^;) 裏側には北陸本線の歴史が。読み応えのある碑だった。
その後国道から逸れ廃線跡は単なる市道になる。狭い道かと思ったけど、センターラインはないが普通車同士ならなんとか離合できる幅があるので精神的にも楽な道だった。もちろん交通量はほぼ皆無である。
何度かネットで見たことのある葉原トンネルに到達。約5分待つ信号があるが青になるのはほんの僅かな時間なので目を離していられない信号機(^-^;)
その後もこんな素晴らしい鉄道トンネルをいくつも通過する。中には証明のないトンネルも。
廃線跡から右に急坂を登ると北陸自動車道杉津PAに行くことができる。ちゃんと一般道側の駐車場にもお客様用と書かれた駐車スペースがあったのには驚いた(^-^;)
杉津PAは旧杉津駅の跡地に建設された。この写真は下り線のPAから撮影したものだが、左の写真の手前に見えるのが上り線のPAで旧杉津駅跡である。旧線からはこの写真のような絶景が望めたはずだが、北陸トンネルの開通とともに失われてしまった。
右の写真の奥に伸びていくのがこれから走る旧線跡である。すごいところに線路を敷いたものだ。
伊良谷トンネルも信号機のあるトンネル。
トンネルはこの長い山中トンネルが最後だった。これは抜けた後の坑口。
この場所は山中信号場の跡で隣には突っ込みトンネルも残されていた。
この付近はr207となっている。
道路は感動的な25‰の均一勾配でギアをニュートラルにして走るとほんの少しずつ速度が上がっていく感じ。それも一定に。すごい精度である。
こんなことは自動車用に作られた道路では絶対にない事なのでとても感動した。
大桐駅跡にはホームっぽいものも残されていた。
この後今庄駅までのどかな廃線跡が続く。
まとめ。全国的にも貴重な廃線跡を車で走ることのできるスポット。ゆっくり運転すれば気分はまさに機関士!
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