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2012年12月27日木曜日
川湯温泉 ホテルきたふくろう
2012/12/24 川湯温泉 ホテルきたふくろう
川湯温泉【名湯の森ホテル きたふくろう】公式サイト - http://www.kitafukuro.com/
釧網本線のりつぶしの途中で川湯温泉に立ち寄った。
川湯温泉行きの列車の乗客は摩周から先は俺一人になった。大変雰囲気の良い駅舎の川湯温泉駅から川湯温泉までは約4km離れており、列車に接続するバスで行った。この乗客も俺だけだった(^^;)所要約10分で280円。
川湯温泉は割と大きい旅館の多い温泉街なのだが、通りにほとんど人が居ない。もはや人が居ないのは北海道のデフォである。
今回は事前の調査で良さそうだったホテルきたふくろうで日帰り入浴した。この温泉街も日帰り入浴歓迎のところが多いのが嬉しい。
フロントで聞くと日帰り入浴は14時からということなので売店でビールを買って30分ほど時間をつぶした。フロント係の人が俺の顔を覚えていてくれて入浴可能時刻になったら声をかけてくれた。
料金600円を支払い貴重品を預けて浴場へ。もちろん一番風呂なので客は俺だけである。予想以上に新しい旅館である。脱衣場も新しくて綺麗。
こちらが内湯。浴槽は非常に大きい。源泉が盛大にかけ流されている。湯に入った瞬間に、痛い!乾燥肌で掻いているすねとひげ剃りあとがヒリヒリ痛い。そう、ここは日本有数の強酸性温泉なのだ。ホームページによると弱酸性硫化水素含明ばん・緑ばん泉というあまり聞いたことのない泉質。そしてそのpHはなんと1.8。これは最強と言われる中ノ沢温泉レベルである。というか感覚的には中ノ沢よりやばいw 源泉を飲んでみるとこれはおいしい!まるでレモン水だ。硫黄の香りも強いが湯の花はほとんどなく微白濁といったところ。まるで果肉入りレモン水。こんなものが地下から湧き出てくるんだから温泉はつくづく不思議だ。そんな湯にお金払って浸かろうと思う人間ももっと不思議だ(^_^;)
もちろんシャワー、ソープ類完備。設備も新しい。
露天風呂も新しい。しかし寒い。寒い露天風呂の例に違わず床が凍っている(^^;) 命にかかわるレベルで滑るので注意。木彫りのふくろうがあしらわれた注ぎ口から源泉が投入されている。源泉はかなり熱い。極寒の地域柄か湯も割と熱めなのだが、外は気温氷点下なのであまり出てもいられない。というか座るべき浴槽のへりが凍っているのでまずここを湯で溶かす作業が必要になるw この露天風呂は全く囲いがなく開放感満点。周りは原生林なので誰に気を使う必要もないのだ。最高である。
ここまで新しくて清潔で泉質が良く、なおかつ料金も安い施設があっただろうか。関東なら確実に2倍の料金は取れる。そのくらいの満足感の高い日帰り入浴であった。
帰りの時間帯はバスがないので、天候も良いし徒歩で川湯温泉駅まで行くことにした。まっすぐな原生林の中の道をひたすら歩いた。無音の雪原を歩くのは今までにない経験だったので感動的ですらあった。途中もうもうと蒸気を吹き出上げる硫黄山が見えた。約45分で駅に到着。気候が良ければオススメできるトレッキングコースだ。吹雪いたら死ねるw
まとめ。川湯温泉 ホテルきたふくろうは最高ランクの日帰り入浴サービスだった。おすすめする。きっと泊まってもいい旅館なんだろうなあ。
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