2013年10月16日水曜日

超絶アクセス路で行く姥湯温泉 桝形屋

2013/10/11 姥湯温泉 桝形屋に行って生きて帰ってきた。

姥湯温泉 桝形屋 - http://www.ubayuonsen.com

この日、俺は滑川温泉に行こうとしていた。が、道を間違えてさらに上流の姥湯温泉に行ってしまったのだ!w

滑川温泉と姥湯温泉の分岐まで、奥羽本線の板谷駅からかなり狭い県道と市道を約9kmも運転してきた。基本的に離合できないが退避所がまあまああるタイプの道だった。そういうのは国道でもよくあるけど、そこは市道、路面状況が悪い。真ん中が盛り上がって腹が擦りそう。あとガードレールなんてない。ヘアピンが曲がりきれるかギリギリwそういう道なのでここまでにだいぶ精神力を使っていた。


これが問題の分岐点。ちゃんと滑川温泉右って書いてある。よく嫁俺(^^;)
多分山も道路形状も険しくてナビも現在地ロストしてテンパって何も言わなかった気がする。ここをヘアピン気味に左に行ったのだがその後もしばらく滑川温泉私有地という看板がそこここに出ていたので普通に「この奥なのかなー」と思ってた。
その後所々に警備員が立っているので「温泉ってこの先ですかね?」と聞いてみた。滑川温泉と聞かなかったのがミソw 「あと3km程先だよ。これからどんどん道が険しくなるから気をつけて」との答え。まあこのくらいの道があと3kmくらいならとそのまま進んだことにより地獄が始まった。
これまでもシビックでいける範囲でいろんな酷道、険道を走破してきたがここは過去最高、まさに死道だった!
ここまでのしょぼい道路スペックは標準装備として、まず勾配が異常にキツい。これは暗峠並みと言ってもいいと思う。あとそんな勾配なのに道路に松の枯れ葉が積もって滑るw
そしてこれが登場する。


何この標識!曲がりきれないヘアピンの切り返し方が番号で書いてある!www 俺は正直戦慄したね。実際シビックでも切り返さないと曲がれなかった。このヘアピンはかなり最近工事したようだが改良(笑)前はどうなっていたんだろう?


そしてその直後のヘアピンがこれ。もうコメントのしようがない構造だが、一応コメントすると藤原拓海でも飛んだらさすがに事故ると思う。


上から見るとこの勾配。17%は伊達じゃない!しかもその他の危険の標識がww 道路ファン的に最高すぐる。
その後、挙げ句の果てに濃霧登場!もうやめて!しかもわりと交通量あるんだよねこの道。数台と離合しなければならなかった。



この地獄の数百m区間のドライブレコーダー動画を掲載しておく。対向車や鬼勾配、切り返しヘアピン、松の葉地獄などが体感できるだろう。

ライト全開で温泉の駐車場に到着。無事着いたことに久しぶりにほっとしたわ。


が、ここから温泉宿までは登山道を徒歩で250m。しかも途中吊り橋とかあるし、最後まで抜かりなさ過ぎでしょ(^-^;)


川では重機が入ってなにやら工事をしていた。ここの工事車両をスムーズに通すために警備員がいたんだな。この写真の索道はどこに行くのか。霧エフェクトが強すぎて不明w


やっとこさ桝形屋に到着。割と新しい建物。ここも日本秘湯を守る会の宿だ。うん間違いなく秘湯だ。
フロントで500円を支払い50m歩いて混浴の露天風呂へ。手前に女性専用の露天風呂もあった。
脱衣所はほったて小屋タイプだが男女別。


さあ秘境らしく何の囲いもない露天風呂へダイブ!
湯は素晴らしい白濁した硫黄泉!pH2.5の単純酸性硫黄泉で源泉の温度は51.1℃。
露天風呂の岩がハンパなくデカい。元々ここにあった岩としか思えん。素晴らしい野趣だ。隣に渓流というかもはやスラブみたいな川が流れているがその対岸は断崖絶壁である。すごすぎ。流れる水も白濁していた。
なお混浴露天風呂は隣にもう一つあった。
もちろんシャワーやカランは無い。


まとめ。アクセスは半端無く悪いが温泉は最高ランク!運転に自信があるならおすすめ。

<追記>2013/10/18
板谷駅と峠駅のスイッチバックの記事を執筆していてスイッチバックのことを調べていたらWikipediaで衝撃的な事実を発見してしまった!
スイッチバック - Wikipedia - http://ja.wikipedia.org/wiki/スイッチバック
姥湯温泉 - Wikipedia - http://ja.wikipedia.org/wiki/姥湯温泉
まずはこの道の最急勾配は22%であることに驚いたが、なんとかつて上記の切り返し操作の必要な鬼ヘアピン部分は世にも珍しい道路のスイッチバックだったらしい!
これはすごい!見てみたい!と思いググったところ、このサイトに当時の写真があった。
98/10/26-27 姥湯温泉 - http://www.matatabi.net/Travel/98Ubayu.html
(↑ページ作者様すみません。勝手にリンクしました。貴重な記事をありがとうございました。)
当時から「車の進み方」の標識がww ていうかヘアピンからヘアピンへバックで進むとか斬新すぎる。
この記事の執筆された98年にはまだスイッチバックがあったことになる。その頃の俺は免許取りたてで無理だったと思うが、今ならぜひ体験してみたい!ジムニーでw
あと、霧に消えた索道の終点は対岸の吊り橋のたもとであることも判明したw 重量物運搬用ですな。うん気持ちはわかる。

いやー面白すぎるぜ姥湯温泉(^o^) 全く予備知識無く行ったけどどうやら有名スポットだったらしい。
じゃあ最後に言うよ?米沢どんだけスイッチバック好きなんだよ!

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