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2012年9月26日水曜日

中国旅行その1 中国の道路交通事情

中国旅行その1  中国の道路交通事情

2012/09/14から2012/09/23まで中国を旅行してきた。中国は2009年に香港から陸路でシンセンに行ったことがあるだけなので、本格的に旅行するのは初めてである。
行ったのは上海→桂林→西安→北京。時期が時期だけにいろいろあったわけだが(^_^;)、今回の旅で感じたことをテーマごとに数回に分けて書いてみようと思う。

まずはなにはさておき道路交通事情について。
食事とか観光地のことは割とどうでもいいのです。それがオタクローム。

中国の交通手段としてイメージするのは歩道にあふれる自転車ではないだろうか。少なくとも俺はそう思っていた。が、

あまり電動スクーターが映ってないけどとにかく多いのだ

なにこの電動スクーターの多さ!日本で電動スクーターなんて1回くらいしか見たこと無いよ!
よく見ると電動スクーターユーザーはノーヘルである。なおかつ横断歩道を利用している!w そして街中の自転車ユーザーは予想外に少ない。これらの点から考えるとどうやら中国では法律上電動スクーターは自転車と同じ扱いであり、多くの自転車ユーザーが電動スクーターに乗り換えた結果こうなったのだと考えられる。ガイドさんに値段などを聞いてみると1台5,000元(7万円)程度とのこと。それは売れるわw 日本では電動スクーターは原付と同じ扱いだからいつまで経っても普及しないのだろう。ただし中国の道は広く、自転車用というか、2輪車用の道路が作られている場合も多い。日本のような狭い路地で電動スクーターが走り回ると危険だとも思う。
ちなみに電動スクーターはものすごく静かである。だからその接近にはクラクションを鳴らされるまで気づかない。俺も何度かぶつかりそうになった。なお法律上電動スクーターは30km/hでリミッターがかかるようになっていると聞いたが、そのリミッターを解除する改造が横行しているとも聞いたw あとバッテリーが良く盗難に遭うらしい。ガイドさんも盗まれたことがあるとか。
あと思ったのは、自動車は渋滞するから電動スクーターに乗り換えようという人もいないとは言わないが、基本的には自転車ユーザーが電動スクーターに乗り換えただけだから別にエコってわけじゃない。日本のオバチャンがママチャリから電動自転車に乗り換えたようなものである。
ともかく「日本では全く見かけない電動スクーターが街を走りまくっている!」これが今回の旅で最も驚いた点である。万里の長城も遥か彼方へ吹っ飛ぶ強烈なカルチャーショック!

次に中国の自動車交通について。
自分も日本ではひとりのドライバーなので、他国の交通事情については気になる。これまでもいろいろな国を見てきたし、日本の交通事情は世界でも上品な方だということも十分わかっていたが、これはひどいw


あなたは今年運転中に何度クラクションを鳴らし、何回パッシングをしただろうか?ちなみに俺はありがとうサインを除くとクラクションは3回くらい、パッシングは0回かな。パッシングなんてこの10年でも5回もして無いんじゃないだろうか。日本の感覚だとこんなものである。
それ、中国なら5分で上回るからw 特に桂林で乗ったタクシーはすごかった。2km程度を走行する間にクラクション30回、パッシング20回くらいしていたように思う。基本的には前の車に追いついたらパッシング。すぐにクラクション。前の車が幅寄せしてきたらクラクション。今から抜きにかかる合図でクラクション。といった感じw ほとんど挨拶になっているので歩行者もドライバーもクラクションを鳴らされたからといって全く気にしない。
また、日本では当たり前の歩行者優先の意識もほとんど感じられなかった。日本では青信号で横断歩道を渡るとき周囲の車を意識することはほぼ無い。スマホを凝視しながら渡るのも余裕である。これは歩行者優先意識が浸透しているので車が停止することがわかっているからであるが、中国でこれをやったら死ぬ。横断歩道を渡っていてもクラクションを鳴らしながら路線バスが目の前を通過していく。これにはびっくりした。中国滞在1週間くらいでやっと慣れてきて、信号のない大通りの横断歩道も渡れるようになってきた。要は左右の車両の動きを確認し、信号無視のスクーターを意識しながらタイミングよく進み、車両が来たら車線の間でもいいから待てばいいのだ。つくづく人間慣れだなあと。

我々のドライバーさん。クラクション鳴らしてガンガン進む!ETCに銀聯カード。
このような運転マナーになったのには幾つかの要因があると思う。
まず常時右折可。これはアメリカなどもそうなのだが、最初は信号無視かと思って非常に戸惑う。直進車との合流が常に発生するのでクラクションが鳴る。
次に、信号が少ない。かなり大きな交差点にも信号が設置されていないことがよくあった。また、ロータリーやインターチェンジ方式の交差点が多く、できるだけ信号を設置しないようにする努力が感じられるが、交通量が多いので合流は渋滞しており、結果クラクションが鳴る。ロータリーなどは日本ではほとんど見かけない交差交通方式なので非常に興味深かった。
加えて、変な車が多い。トロリーバスや連節バスくらいならばともかく、オート3輪や、スクーターの後ろに荷台をつけた車両、トゥクトゥク、トラクター改造トラック、人力車などが入り交じって走っている。ここに相当数の電動スクーターが加わるので相対速度差が大きくなり、結果クラクションが鳴る。
あと、車線と路肩が妙に広いので、合流車を前に入れずに横に吸収できてしまったりするので、その後の狭い部分でより混乱し、クラクションが鳴る。日本では元々そんなに広い道路は北海道くらいしか無いのできっちり合流しないと走れないのだ。

夕方のラッシュ時の上海市内

このように一日中クラクションが鳴り止むことのない中国の市街地の道路事情であるが、10日間1回も事故を見なかった。高速道路でもインターを通り過ぎそうになった車が「あーここだったわ。」と平気で止まって直角に曲がって流出しようとするので、事故が起こりそうな急ブレーキは何度か見たが、ついにひしゃげた車など事故現場は見なかった。こんな交通状況なのにである。
これには理由がある。そもそも交通速度が非常に遅いのである。
皆が皆好き勝手に走行することが常態化した結果、事故を起こさないためにはゆっくり走るしかなくなってしまっている。なので全体的にやんわりにゅるっとした、毛細血管を赤血球が流れるような、コミケで外周付近の一方通行になった通路のような、そんな交通状況になる。

料金所はすごく豪華。でも基本有人処理。
高速道路も同じで120km/h制限とかなのだが、そんな速度で走行することはほとんど無かった。基本的には60から80km/hくらいで流れており、速く走りたい人がクラクションやパッシングで縫うように走行する。左車線は追い越し車線だから速い車のために空けておこうという意識も全く感じられなかった。不思議と地方の空いている道路でもぶっ飛ばす人は少なく、制限速度以下で走る人が多かった。地方の主要道路はものすごく広く、片側1車線の道路でも車線は高速道路並みで、さらにその外側に路肩が広く取ってあり、スクーターやトラクターが走ることができる。日本に帰って成田から車で帰ったわけだが、道路が狭いとしみじみ感じた。むしろ同じ道路とは思えないレベルw 舗装は超高品質だけれども。

最後に自動車の車種について。世界でも類を見ないほど多様である。フォルクスワーゲンやヒュンダイなどが多く目に付いた。高級車もポルシェ、ベンツ、マセラティなどガンガン走っている。日本車ではトヨタ車は殆ど見かけず、日産やホンダ、三菱が多かった。日本では見かけない三菱車だが、中国で走っていたか!プリウスなどは1台も見なかったように思う。どうしたトヨタ?クラウンやレクサスはまあまあ見かけた。また、中国の自動車メーカーの車種も多数見かけた。自動車雑誌で見てみると、なるほど国産車は安かった。数十万円で買えるようだ。近年、外車にも漢字のエンブレムを装着するよう義務付けられたらしく、各社様々なエンブレムを装着していた。日本で言えばベンツにヤナセエンブレム装着が義務付けられたようなものかな?嫌だなw

まとめ。中国の道路交通は見てるだけでものすごく面白い!そして見てるだけにしておいた方がいい(^_^;)

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