2012年7月17日火曜日

スリーデーパスで東北地方乗りつぶし

2012/07/14 - 2012/07/16 スリーデーパスで東北地方乗りつぶしの旅に出た

JR乗りつぶし2周目をたまーーに実施している俺。


今回はスリーデーパスを用いて行った。更に安い普通列車専用のフリーきっぷもあるけど、今回は東北新幹線完乗も果たしたかったので、特急列車でも乗車券として使える本きっぷを選んだ。

今回の旅の目的は、俺の中での東北3大盲腸線である男鹿線、津軽線、大湊線に乗ることである。この3線は乗りつぶしオンラインでも完乗率(登録者の中での全線乗ったことがある人の割合)が低い路線であり、攻略することは乗りつぶし全体の中で大きな前進となる。なぜ完乗率が低いのか?それは本州の地の果ての路線であることが大きいと思う。北海道の長大盲腸線は乗りやすい。飛行機で行く人が多いし、路線が長いので乗る気になる。しかしながら本州の端の短い盲腸線は非常に乗りにくいと思う。たいてい地上移動でそこまで行くから疲れているし、そんなときに同じ路線を何時間もかけて2度も乗りたくはない。本数が少なく折り返しまで1時間待ちとかなら尚更である。そういう要素が詰まったのがこの東北3大盲腸線なのだ。もちろん反対側の山口県などにもそういう路線は存在するw だがしかし一度はやらなければならない作業である。前回は俺もかなり終盤になってこの路線にレンタカーを駆使して乗った覚えがあるので、今回は早めに攻略しようと思った。

2012/07/14
鶴見(4:32)→上野→高崎→小山→友部→水戸→いわき→郡山→福島→仙台→(やまびこ67号)→古川→鳴子温泉→新庄→秋田(0:15)
乗車距離867.9km、乗車時間15時間26分

朝から大雨のなか徒歩で鶴見駅へ。この日は始発から終電までを全て次の列車に乗り継ぐ完全乗継(俺の造語)の日。こういう日は1回でも乗り継ぎができないと最終目的地まで到達できないので緊張する。この日は常磐線の水戸-いわき間では大雨による減速運転で遅れの情報があったのでドキドキしたが、高崎から両毛線に乗る頃には解除され乗る頃には全く平常ダイヤに戻っていた。もしも乗り継ぎができない場合は、特急を使う、ルートを変える、目的地を変えるなどの計画変更が必要だがこういう時には時刻表がないと無理。乗り換え案内じゃ効率が悪すぎる。そういう意味でまだまだ時刻表は必携なのだ。
しかし東北地方のローカル線は、車両更新が進みどの列車も代わり映えがしない。ワンマン設備などはあるが基本的には乗り心地は首都圏の列車と大差ない。つまらん。


鳴子温泉での乗継時間に駅のそばの足湯に。硫黄の匂いが強い本格的な硫黄泉だった。1月にこのすぐ近所の滝乃湯に入ったのがまだ記憶に新しい。東北旅行し過ぎだな俺。
久しぶりの15時間超の乗車時間でかなり疲れた。ヘロヘロで秋田駅に到着。どうせ5時間後には始発に乗らなければならないので、駅ビルにあるマンガ喫茶で少し寝ようと思い行ってみると、なんと満席でオープンスペースのみしか入れなかった。スマホとモバイルバッテリーを充電しながら少し寝たけど寝苦しい。結局1時間くらい寝ただけで小山ゆう先生のAZUMIを読んでいたら出発時間になってしまった。

2012/07/15
秋田(5:48)→男鹿→秋田→(リゾートしらかみ1号)→青森→三厩→蟹田→(スーパー白鳥22号)→青森→野辺地→大湊(20:58)
乗車距離514km、乗車時間11時間18分

朝、外に出ると大雨。かなりの土砂降りだった。直結のマンガ喫茶で良かった。やっとローカル線らしいキハ40による男鹿線乗車中も運行が心配になるほどの大雨。しかし折り返して秋田に戻る頃には曇りに。


リゾートしらかみ1号青池編成に乗車!この列車も憧れの列車の一つである。なんせハイブリッド車両でカッコイイ。以前きらきらうえつに乗ったことがあるがあれとよく似ている。こんな快速列車が3往復も走っているとか奇跡としか言いようがない。五能線は乗るのが難しいダイヤなので、こういう秋田から青森まで通して運転してくれる列車があると非常に助かる。まあ時間は5時間かかるけど。あと途中で進行方向が3回も変わるという日本でもまれに見る運転上の特徴もある。スイッチバック以外で3回って他にないんじゃないだろうか?五能線は海を見るなら非常にオススメの路線だ。長時間にわたって海岸線を走る。建設当時のままで路線改修もしていないのでクネクネとひたすら海岸線をなぞるのだ。晴れたらそれはキレイなんだろうなあ。今回はずっと曇りか小雨のあいにくの空模様だった。


青森駅での乗り継ぎ時間にねぶた祭りの展示館であるワ・ラッセに初めて行った。ねぶたの迫力に圧倒された。青森駅周辺のベイエリアが非常にきれいになっていて驚いた。青森駅は乗り換え時間が多い駅の一つなので駅周辺でこれだけ充実した観光施設があれば、観光旅行でなくとも短い時間で楽しめる。


八甲田丸もなんだかんだで存続してて嬉しい。青函トンネルができるまではこの船で貨物列車を船倉に積み込み乗客を乗せて、ここから函館までを結んでいた。

2012/07/16
大湊(8:01)→八戸→(はやて20号)→仙台→(やまびこ138号)→郡山→黒磯→宇都宮→赤羽→秋葉原→鶴見
乗車距離763.4km、乗車時間7時間52分

大湊のフォルクローロ大湊の客室からは大湊駅と陸奥湾が見えた。晴れたらキレイなんだろうなあ。今日も。満員の快速きたかみで八戸へ。


東北新幹線の新型車両E5系はやぶさに初めて乗車。これも乗りたかった車両なので嬉しかった。まあ普通車はN700系みたいな感じで普通だった。コンセントも当たり前のようにあるので充電もできた。仙台でやまびこに乗り換え。仙台発なので自由席もガラガラだ。仙台以南ではトンネル内でも3G回線が安定して使えた気がする。とても快適。
郡山のヨドバシに寄ってSC-06DのアクセサリのHDMIアダプタSC03を購入。ここからは在来線で秋葉原へ向かった。途中赤羽手前で運転見合わせ。乗り換えるも8分ほど遅れて秋葉原着。今回の旅で唯一乗継に失敗した部分だが、2本後でも8分遅れただけである。都会ありえん。田舎じゃ2本遅れたら終電逃すし、それ以前に接続列車が来ない限り発車もしない。
アキバで所用を済ませて鶴見へ帰ってきた。

3日間合計では乗車距離2,172.7km、乗車時間34時間36分となった。正直ヘトヘトである。学生時代は平気で1週間以上もこういう毎日を過ごしていたのが今では信じられない(^_^;)最近は最初は厳しい日程を組み後半は楽になるようにしている。そうしないと体も心も疲れてしまう。
さて、乗りつぶしオンラインに乗車区間を登録したところ、乗車率は59.85%となった。まだまだ先は長い。

あと、東北飽きた。高速無料とかもあって行き過ぎた。どこに行ってもこないだ来た感じがする(^_^;) しばらく別方面に注力したい。


ここで乗りつぶしについて少し書いてみることにしよう。


これが俺の現在の乗りつぶし状況である。赤が乗った路線、青がまだ乗ってない路線だ。
これくらいの乗車率の時が一番楽しい時期である。まだまだ乗っていない路線が多いので旅に出れば効率的に乗りつぶしが出来るからだ。しかしそれは80%を超えたあたりからどんどん厳しくなる。そのころには幹線は新幹線も含めてほとんど乗ってしまっているので、乗りつぶしに行くためにひたすら何度も乗ったことのある路線に乗ることになる。九州まで行って三角線と日南線に乗って帰ってくるだけとかw そういう旅行に何度も耐えなければならない。そうならないためには今のうちから盲腸線に我慢して乗っておくことである。そういう意味では左沢線を残しているあたりはちょっと失敗であるw
ただし最後に乗りつぶしを達成する駅は盲腸線の終着駅が良い。そうあるべきだとさえ思う。風情のある駅舎の終着駅であればなお良い。前回の達成駅は災害復旧を待った影響もあり備後落合駅だったからなおさらそう思うのかもしれない。備後落合も素晴らしい駅であることは言うまでもないが、風情で終着駅に劣る。

最後に、このような素晴らしい地図を自動で描画できるのも、乗車率が管理できるのもすべては乗りつぶしオンラインのおかげである。管理人の方には本当に感謝している。おかげで俺の人生がものすごく充実したものになった。最近はコミケにもいらしているので発行同人誌購入がてら少しお話しさせていただいたりもした。乗り鉄ファンに興味のある内容しか載っていない(当たり前w)素晴らしい本を発行されているので、興味のある方はぜひお手に取っていただきたい。末永く乗りつぶしオンラインが存続しますように!

乗りつぶしオンライン/ご案内 - http://www.noritsubushi.org/about.html

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